PayPay残高を現金化する為の準備や手順などについてご紹介したいと思います。
いくつか種類がある中で出金が可能なのは「PayPayマネー」のみとなっていますが、それ以外の残高の現金化方法についても解説していきます。
「チャージしたけど使い切れないから現金に戻したい」、「友達から送金して貰った分を出金したい」という方も是非御覧ください。
PayPay残高は4種類存在する
PayPayの残高は異なる4つの種類が合わさって1つのまとまった金額となっており、具体的には以下のように分類されています。
・PayPayマネー
・PayPayマネーライト
・PayPayボーナス
・PayPayボーナスライト
それぞれどのような場合に加算されるのか、特徴などを見ていきましょう。
PayPayマネー
登録した銀行口座またはセブン銀行ATM・ヤフオクの売上金・ペイペイフリマからチャージされたものはコチラに分類されます。
全ての残高の中で唯一「口座への出金が可能」なタイプとなりますが、利用する為には本人確認が必要となります。
銀行口座への払い出しの他に保険や家賃の支払い、金券ショップなどでも利用する事ができるので使用範囲が広いのが特徴です。
また、「送金」によって友達から送られてきた際にも加算されます。(※本人確認をしていない状態で仮に相手からPayPayマネーを送金された場合はPayPayマネーライトとして残高チャージされます。)
PayPayマネーライト
ヤフーカード、そしてソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払いなどの携帯キャリア決済にて残高チャージされたものはコチラに分類されます。
キャリア決済でチャージする事によって実店舗でのお買い物にキャリア決済での支払いが間接的に出来るようになります。
本人確認作業無しで利用できるのですが、口座への出金は出来ない仕様になっています。
ただし自分以外のユーザーに送金する事は可能です。
PayPayボーナス
ヤフーショッピングの特典やキャンぺーンから付与されるものとなります。
出金やわりかん機能などは出来ませんが、本人確認不要かつ無期限で利用可能です。
PayPayボーナスライト
ヤフーショッピングの特典やキャンぺーンから付与される60日の期限付きのものです。
※2021年2月1日に廃止となり、以降は期限のないPayPayボーナスに統一されました。
こちらも同様に出金などで現金化する事はできません。
PayPayマネーを出金して現金化する手順
それではPayPayマネーを出金して現金化する手順を追って確認していきましょう。
因みに、2019年9月29日以前のチャージ分は出金できませんので注意。
事前に本人確認をする
まずは事前に本人確認を行う必要があります。
本人確認は「マイナンバーカードで登録する方法」と「運転免許証・運転経歴証明書で登録する方法」の2種類があります。
※本人確認は申請後に審査があり、最短当日から3日程度かかる場合があります。審査が通った際にはスマホのプッシュ通知にてお知らせが入ります。
それぞれの手順を箇条書きにて紹介します。
マイナンバーカードで登録する方法
- アプリのホームから「アカウント」をタップ
- 「詳細」をタップ
- 「本人確認・口座認証」をタップ
- 「マイナンバーカード」を選択
- 「はじめる」をタップ
- 自身の年齢を選択
- 自身の職業を選択
- ご利用目的を選択(個人利用など)
- マイナンバーカードの署名用電子証明書暗証番号を入力
- マイナンバーカードのICチップをスキャン
- 氏名を入力(カナ)
- 自身の国籍を選択
- 申請内容を確認し「本人確認審査を申し込む」をタップ
以上で完了です。
運転免許証・運転経歴証明書で登録する方法
- アプリのホームから「アカウント」をタップ
- 「詳細」をタップ
- 「本人確認・口座認証」をタップ
- 「運転免許証」または「運転経歴証明書」を選択
- 「はじめる」をタップ
- カメラが起動するので本人確認書類の表面・斜め45度・裏面の3種類を撮影
- 本人の顔写真を撮影、その後そのままの状態でまばたきをします
- 本人の情報を入力します(氏名・住所など)
- ご利用目的を選択します
- 申請内容を確認し「本人確認審査を申し込む」をタップ
以上で完了です。
銀行口座を登録する
残高を出金して現金化する為の銀行口座を登録しましょう。
※既に本人確認の審査が完了している必要があります。
- アプリのホームから「…」をタップ
- 「銀行口座登録」をタップ
- 登録する銀行口座を選択
- 「支店名」、「口座番号」、「口座名義」などを入力
- 「登録手続きをする」をタップ
- それぞれの銀行ごとに定められた登録方法に従い操作を進める
以上で完了です。
出金作業をする
ココまで来たら後は残高を出金する作業のみです。
以下の手順によって非常に簡単に出金が行なえます。
- アプリホームから「残高」をタップ
- 「出金」をタップ
- 登録済みの銀行口座が表示されるので選択
- 希望する出金額を入力し「出金する」をタップ
振込み予定日が記載された画面が表示されたら出金作業は完了です。
出金最低額は100円から行えます。
PayPayマネーを出金する際の注意点
PayPayマネーの出金に関して注意すべき点や知っておいた方が良い事柄などを紹介します。
利用限度額は一日50万まで
出金可能な金額は24時間で50万円までとなっています。
24時間が経過すると可能額がリセットされる仕組みです。
とはいえ1日あたり50万円まで出金できるのであれば大概の方は不都合はないでしょう。
口座ごとに出金が反映される日数が異なる
全ての銀行口座が即日で出金を反映してくれるという訳ではなく、それぞれ異なるようです。
即日で反映されるのは現在(2021年12月)ではペイペイ銀行宛のみとなっています。
それ以外の口座に関しては翌営業日または翌々営業日以降での反映となるので「すぐに現金が欲しい」という方は要注意です。
手数料が100円かかる
出金作業1回につき“出金手数料”が100円かかりますので、利用する際はなるべく分けずに利用した方がよいです。
因みにペイペイ銀行宛への出金については手数料は無料です。
送金されたPayPay残高は出金できる?
友達から「送金」機能によって送られてきたPayPay残高についても出金は可能です。
ただし、送られてきたのがPayPayマネーライトだった場合はできません。
送金機能の仕様として、残高にPayPayマネーとPayPayマネーライトが存在している場合はPayPayマネーライトが優先的に使われるのです。
送り手が残高の種類を選択する事はできないので、その場合は銀行口座への出金は諦めるしかないでしょう。
未成年でもPayPay残高は出金できる?
PayPayの本人確認登録にはマイナンバーカードか運転免許証必要ですので、それらを持っている方であれば未成年でも可能です。
さらに本人名義の銀行口座も必要となります。
PayPayマネー以外の現金化方法
PayPayマネー以外の残高の現金化についてもご紹介します。
方法としては2つ考えられますが、残高の100%での現金化というわけにはいかず何割かは損をしてしまいます。
現金化率も決して高いとは言えないので、その点も考慮した上で判断していきましょう。
商品を購入して現金化
ペイペイ残高は加盟店でのお買い物に利用できますし、Yahoo!ショッピング(ヤフオク)やペイペイフリマなどのオンラインショッピングでの支払いもできます。
出金できないPayPay残高で商品を購入して、それを売却すれば現金化ができるという事になります。
売却する場所はオンラインでも良いですし、直接店舗に持っていけば現金で支払われるので銀行口座が無くてもOK。
ただし買取の際には身分証明書の提示が必要となります。
PayPay残高の現金化業者に依頼する
電子マネーの買取業者というものがインターネット上に存在します。
とある買取サイトでは「PayPayマネー」だけでなく「PayPayマネーライト」の買取も行っていると掲載されていました。
買取の詳しい手順などの説明が無かったのですが、要するに買取業者宛に残高を送金してもらい、その額の何%分を買取金額として支払うというようなものだと推測されます。
見たところによると60前後での非常に低い買取率であった為、積極的に利用するようなメリットは感じられませんでした。
PayPay残高の現金化方法まとめ
導入している事業者の数も、利用者の数もダントツNO.1のQRコード決済サービスである「PayPay」の残高の現金化についてご紹介しました。
いくつか種類がある中で、PayPayマネーであれば指定の銀行口座へ出金できるので現金化したいという方は是非ご利用下さい。
それ以外の残高に関しては何かしらの商品を購入して売却または買取業者(サイト)にて現金化するという切り札も残されてはいますが、現金化率が悪いのがネックです。
よほどの理由がなければ通常のペイペイ支払いに利用するという使い道も考えてみましょう。
コンビニや飲食店など多くの場所で利用できるので消費者にとっては非常に便利なサービスです。