【映画好き必見】
Amazonプライム・ビデオが無料でお届けする極上の日本映画〜勝手に神4〜
今回は、どの動画配信サービスよりも断然お得な(年会費3,900円/月325円で利用)Amazonプライム・ビデオで無料配信されている映画狂を唸らせた神がかってる日本映画を4本ご紹介します!アナタの知らない映画の魅力がきっと見つかるはず!是非、映画の魔力に振り回されて下さい!
1. 今の日本社会に宣戦布告「凶気の桜」
映画狂を唸らせる神視点は…
①ミレニアム世代のカリスマ・窪塚洋介の存在
今でいう菅田将輝と言えましょうか、いや画面から滲み出るこの狂気とカリスマ性といったら窪塚洋介の比にならないと思います。言動やファッション、思想と彼のカッコイイ生き様の虜になること間違いありません。キレッキレの動きと顔面の圧力。こんなに見ていてワクワクさせるお芝居をする役者がこれからの日本映画界からどんどん出てきてほしいものです。
②若者達の凶気が日本を変える
窪塚洋介演じる山口進は、揺るぎない「イデオロギー」と愛国心で満ちています。今の日本のダメなところを山口率いる組織「ネオトージョー」が暴力で解決していく姿が実に爽快!何もしない大人、今の腐れきった日本社会の在り方を彼らは高い熱量で訴えかけてくれているのです。結局は、大人の力と法の裁きによって天罰を与えられてしまうのですが、「ネオトージョー」の彼らが持つエネルギーが本来の若者達のあるべき姿なのではと思います。
③遊び心溢れる奇抜な映像
オープニングがまずカッコ良すぎる!太鼓を叩いている窪塚洋介が、ガンを突きつけ画面を叩き割り、タイトルイン!実は、監督の薗田賢次さんは、「池袋ウエストゲートパーク」や「トリック」などのタイトルバックを担当されており、それら作品の監督である堤幸彦イズムを感じさせる映像マジックを劇中の至るところで感じることができます。
2. アナタの傷を癒す特効薬を教えてくれる「きみはいい子」
映画狂を唸らせる神視点は…
①世界的評価を受ける女性監督・呉美保
日本で活躍する女性監督といえば、皆さんは誰を思い浮かべますか?「萌の朱雀」でカンヌ国際映画祭カメラ・ドール(新人監督賞)を史上最年少(27歳)で受賞し、2020年東京オリンピックの公式記録映画監督に選ばれた日本映画界が誇る女性監督河瀬直美さん。是枝裕和監督を師匠に持ち、オリジナル脚本を世に出す西川美和さん。近年、女性監督の活躍が大きく評価され大変嬉しく思います。その中の一人が、「そこのみにて光輝く」でモントリオール世界映画祭の最優秀監督賞を受賞した呉美保監督です。呉美保監督の作品は底辺社会に生きる人達の悩みや葛藤を繊細な演出で観客に訴えかけています。映画を見る際に監督が男性か女性かを確認し、女性であるのならば女性にしかわからない独特の感性を探って見るのも面白いですよ!
②人を愛するということ
人は、誰もが悩みを抱えていると思います。家族や友人、仕事や恋人、言いたいことは山程あるけどこれまで築き上げてきた関係性、自分が傷ついてしまうことを恐れて、膨れ上がったその闇を誰もが解放できずにいると思います。何もしなければ他者との関係性は変わりませんが、自分の心の闇は晴れない一方です。この映画では、「人を抱きしめる」という愛情表現が、人と人とのつながり、愛おしいと思える無償の愛が身近なところから多くの人に届けるツールとであることを再確認してくれます。子供だって、大人だって、いつだって誰かから手を差し伸べてもらいたいんです。少し照れ臭いかもしれませんが、アナタの大事な人をそっと抱きしめてあげて下さい。よくわかんないかもしれないけども、何かが変わるきっかけにかもしれませんよ。
③「そこのみにて光輝く」に続く田中拓人が奏でる音楽
呉美保監督の右腕といっても過言ではないでしょうか。今作でも作曲家、音楽プロデューサーの田中拓人さんが音楽を担当されております。エンディングに流れる「circles」を聞いた時に、絶対に幸福感に満ち溢れることなしです!私は、忙しくて自分を見失っている時にそっとこの曲を聴くようにしています。
3. 若者達よ、昭和シネマをご覧あれ!「砂の器」
映画狂を唸らせる神視点は…
①監督・野村芳太郎×脚本・橋下忍×山田洋二の豪華タッグ実現
Amazonプライム・ビデオには、今の若い人達は見ないであろう、いや絶対見るべき!懐かしの昭和シネマが多数ラインナップされています。余程の好き者でない限りレンタルショップでは手を伸ばさないであろう昭和シネマを気軽に見れるAmazonプライム・ビデオでどんどん観て行きましょう!今回、ご紹介する「砂の器」は、テレビドラマでも何度も映像化され数ある松本清張作品の中でも名作と言われている作品です。最近だと、2004年版の中居正広さん、2011年版に玉木宏さんを主演を迎えてのテレビドラマ作品が記憶に新しいのではないでしょうか。Amazonプライム・ビデオでは、それら作品をも凌駕する1974年に公開された映画版「砂の器」が配信されております!
監督は、「砂の器」の原作者である松本清張作品の映像化を多数手がけてきた昭和を代表するサスペンスのヒットメーカー野村芳太郎監督。脚本には、「羅生門」や「七人の侍」、「生きる」といった黒澤明監督作品の脚本で知られる橋下忍と今年、「男はつらいよ」の新作公開が待たれる日本映画界の至宝山田洋次監督が担当しています。この作品は映画好きには鳥肌ものである戦後の日本映画を支えてきたレジェンド達が、集結している作品なんです!
②日本映画史に残る涙腺崩壊必須のクライマックス
私が、今回この作品を見るきっかけとなったのが、脚本家の尾崎将也さん著書の「3年でプロになれる脚本術」の中で映画の脚本分析する上で見るべき名作映画の一つとしてこの映画が挙げられていたことです。実際に拝見して見て、これほどまでに巧みな構成で作り上げているドラマチックなクライマックスは初めてでした。物語の重要人物である加藤剛さん演じる天才ピアニスト和賀が自身で作曲した交響曲「宿命」にのせて、和賀の脳裏に浮かぶ父と子が運命づけられた悲惨な境遇と丹波哲郎演じる今西刑事が事件を解明していく3つのシーンがクロスして展開されていきます。原作者の松本清張さんも「小説では絶対に表現できない」として怒涛のクライマックの構成を高く評価されています。
③ハンセン病から見る「昭和」という時代
映画の面白さの一つとして、自分が存在していない過去や未来、場所にタイムスリップし自分の知らない世界を知ることができることが挙げられると思います。「砂の器」では、昭和初期に恐ろしい伝染病として差別されることが多かった「ハンセン病」を重要なテーマとして取り扱っています。当時は明確な治療法が見つからず、知識が乏しいがゆえに発病患者がいた時にはその家族や住んでいる村から隔離され、迫害行為が行われていました。この作品を通して残酷ではありますが、このハンセン病によって愛する人を失い、苦しい生活を余儀なくされ生き地獄といえよう人生を送っている人々がいたという時代があったということを知る必要があるのです。今、私達が生きている時代がいかに恵まれているか、幸福とは何かを考えさせてくれることだろうと思います。
4. 人間の闇を描く!就活サスペンスホラー「何者」
①現代の就活のあり方を問う
就活したことがある人ならば誰もが共感するであろう作品になってます。また、就活経験のない人でも現在のネット社会の中で就活生達はどのようにもがきながら、就職戦線を戦い抜いているのかを現在のリアル就活事業を知ることができます。私は、手軽に情報を得て、共有することができる本当に便利な世の中になったものだなと改めて認識する一方で、他者との関わり合い方を考えさせられました。今日の日本映画界を引っ張っている俳優陣が、主要人物の大学生6人を演じているのですが、この6人のキャラクター性が凄く繊細に描かれており、過去の自分を振り返った時に必ずこのうちの誰かに当てはまるであろうくらい、よく分析して役の設定を作っているなと感心してしまいました。就活なんて関係ないと思っている人とっては、自分が「何者」なのかを探すきっかけになる作品だと思うので多くの人にご覧になってほしいです。
②SNSに潜む人間の闇をリアルに描いている
物語のベースは就活を通しての葛藤と人間関係の崩壊と再生を描いておりますが、この作品の面白いところはSNSが日常から切り離せなくなってしまった現代社会を皮肉に描いているところだと思います。ネット社会の進化で、情報が溢れんばかりに行き交い、様々な情報を手に入れられるようになりました。同時に、現実世界で自分の存在意義を見つけられず生き場所を失った人は、ネットの世界で支配者となって独裁政治を行い、あーだこーだと自分の弱さ、不満を吐き出しています。この作品はSNSは闇を抱えた者達の逃げ場所であり憩いの場でもあるんですが、ちゃんと現実と向き合って自分が「何者」なのか追求しないと自己成長することはないぞとSNSに依存している人達に警鐘を鳴らしてくれているのです。私は、情報無発信無関心主義を貫く生き方もあってはいいのではないかとこの作品を見て考えさせられました。
③舞台演劇で見せる粋な演出によるクライマックス
さすが演劇出身の三浦大輔監督。実に、見事なクライマックでございました!佐藤健演じる主人公二宮拓人の青春であり、まだ捨てきれていない夢、唯一夢中になれる舞台演劇を通して、拓人の裏アカウント=本性(拓人の闇)を暴いていくという演出は監督力の高さを示してると思います。舞台から見る拓人の本当の姿とSNS上で吐き出す拓人の本音という拓人の持つ表と裏の顔の対比が映像ならでは表現となっており圧巻の一言に尽きます!
無料で観れる神映画の宝庫・Amazonプライム・ビデオ
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