2020年からAmazonギフト券にて国税の支払いができるようになったというのをご存じですか?
正確には「Pay払い」というスマートフォン専用の決済サービスの事なのですが、それによってAmazon Payを始めとした6種類のスマートフォン決済が使えるようになったのです。
令和に生まれた新しい国税の払い方を詳しくみていきましょう。
国税の“Pay払い”が2022年スタート
2022年の12月1日にスタートした国税の新しい支払い方法が「Pay払い」だ。
今や現金を使わない“キャッシュレス化”が進んでおり、普段のお買い物では専ら何かしらのスマートフォンによるキャッシュレス決済(通称:「〇〇ペイ)を利用しているという方も多いかと思います。
そんな手軽で便利なスマートフォン決済にて国税の支払いができるのです。
対応しているのは現在以下の6種類。
- 「PayPay」
- 「d払い」
- 「au PAY」
- 「LINE Pay」
- 「メルペイ」
- 「Amazon Pay」
多くの方にとって上記の何れかのサービスを利用中という方も多いでしょう。
最近では公共料金の支払いなどにも対応している所もある中、さらに今回は国税の支払いにも用途が広がった形になります。
Pay払いで支払い可能な国税の種類
Pay払いにて支払いが可能な国税は様々で、代表的なものとしては以下のようなものがあります。
- 所得税
- 消費税
- 法人税
- 相続税
- 贈与税
- 加算税
- 延滞税
などなど…1回あたり最大30万円までという制限はありますが、非常に便利です。
自営業・フリーランスの方で税務署や郵便局に行く暇がないという方もいるかと思いますので今後はこの「Pay払い」でスマートに国税を支払っていく事ができます。
国税をAmazonギフト券で支払うとは?
国税を「Pay払い」するには、それぞれのアカウント内の残高にチャージを行った状態で行う必要があります。
※紐づけされたクレジットカードからの支払いには対応していない。
そんな中、注目なのが「Amazon Pay」
Amazon Payを利用する為のアカウントはご存じ「アマゾンアカウント」であり、その残高チャージにはAmazonギフト券を使います。
そうしてAmazonギフト券でチャージされたアマゾンアカウント残高はAmazon Payの支払いに使えます。
つまり、Amazonギフト券という「現金・クレジットカード」以外の方法で国税の支払いが実質可能というわけなのです。
プレゼントや景品などで貰ったりしたAmazonギフト券があるのであれば、アマゾン内でのお買い物に使うのも良いですが今後は国税の支払いに充てる事で負担を減らすという使い方も良いでしょう。
国税をAmazonギフト券で支払う手順
それでは国税をAmazonギフト券(Amazon Pay)で支払う方法を見ていきましょう。
※ここからの操作はスマートフォンから行います。パソコンからは申込ができませんので注意。
まずはグーグルなどの検索にて国税庁のホームページを探して「〔手続名〕スマホアプリの手続き」をタップ。
《スマホアプリ納付に関する各種情報》の項目から「国税スマートフォン決済専用サイト」をタップ。
国税スマートフォン決済専用サイトが表示されるので、注意事項同意にチェックを入れて「次へ」
支払いを行いたいスマートフォン決済にチェックを入れます。
「次へ」をタップ。
後は「納付情報(氏名・税額)」を入力して「納付」をタップ。
以上の操作で選択したPay払いでの決済が完了します。
Amazonギフト券で国税の支払いが可能に!まとめ
国税がスマートフォン決済にて支払う事ができる「Pay払い」というサービスについて紹介しました。
最大の注目点としては何といってもAmazon Payにも対応しているという事でしょう。
これまではAmazonギフト券は何かしらの商品の購入(ダウンロード)において利用するというのが一般的な使い道でした。
有効期限は10年と長いですが、それでも忘れてしまわないように「早めに」使ってしまって結局無駄遣いとなる可能性もあります。
であれば、無理して欲しいものを探して購入するよりも税金の支払いに充てた方が遥かに有意義です。
他にも5種類のスマートフォン決済から選べますのでご自身の環境によっても使い分けてみてはいかがでしょうか。