友人からのプレゼントだったり、アフェリエイトの報酬だったりで手にすることも増えている
このAmazonギフト券が他の誰かに知らない間に使われた。
Amazonギフト券を使おうとしたとき、「すでに他のアカウントに登録済みです」などのメッセージが出てくる。
そんな体験をしたことはありませんか?
このようなAmazonギフト券の盗難被害にあっている人は想像以上に多いようです。
こんな時どうしたらいいのか、またどうすれば防ぐことができるのか調べました。
被害にあっている人たちの共通点
Amazonギフト券を知らぬ間に使われた人たちには共通点がありました。
その共通点とは、Amazonアカウントに登録しているメールアドレスが
Yahoo!メールだということです。
被害にあっている人たちはAmazonアカウントにではなく
Yahoo!メールに不正ログインされているようです。
もし、AmazonアカウントでYahoo!メールを使っているのなら
自分の状況を今すぐ確認しましょう。
・Yahoo!メールを10年以上使っている。
・パスワードをずっと変更せずに使っている。
・いろいろなサイトで同じパスワードを使用している。
上記に当てはまる方は特に要注意です。
不正ログインの確認方法
不正ログインされているか確認するにはまず、「ログイン履歴」をクリックします。
国、地域をまず確認しましょう。
ここに日本以外の国旗があった場合まず間違いなく侵入されているでしょう。
他国の国旗がない場合もちゃんと自分がログインしたものかどうかしっかり確認しましょう。
ログイン履歴に問題がないからと言って安心するのはまだ早いです。
もう一つ、「メールソフト ログイン履歴」も確認しましょう。
ログイン履歴から飛ぶことができます。
ここにも身に覚えのないログイン履歴がないか確かめましょう。
この「メールソフト ログイン履歴」を見落としがちになってしまう人が多いので気を付けましょう。
Amazonカスタマーサービスに問い合わせをすると・・・
結論から言うとAmazonのカスタマーサービスに問い合わせをしても
使われたギフト券が返ってくることはまずありません。
ただ、もしAmazonギフト券の残高がまだ残っていれば
ロックをかけて使用できなくしてくれるので
カスタマーサービスに問い合わせをすることは無駄ではありません。
なので、誰かにAmazonギフト券を使われたことに気が付いたら
すぐにカスタマーサービスに問い合わせをしましょう。
しかし、あまり期待してはいけません。
他人の物を不正に取得すような人たちは用意周到に準備をしてから行動に起こします。
手に入れたAmazonギフト券もすぐに使われてしまい
残高もほとんど残ることはないでしょう。
問い合わせをしてまだ残高が残っていたら、
それは本当に奇跡だと思ってください。
さて、カスタマーサービスに問い合わせをして、
これ以上使われないようにロックをかけてもらうことは可能です。
ですが、そのロックも一時的なもので、そこから何もしなければ短期間で解除されてしまいます。
不正アクセスして盗んでいった犯人のアカウント情報の開示を求めても
個人情報になるためセキュリティの問題があるからと教えてはくれません。
それ以上の対応を願うためには警察の助けが必要となります。
というのも、Amazon側から警察が発行する受理番号を求められるためです。
必要なのは下記4点です。
・警察署名
・警察担当者
・警察担当者の電話番号
・被害届の受理番号
そしてこの4点を取得してAmazon側に伝えたとしても
返金対応してくれるのは残っている残高のみで、
すでに使われてしまった分に関しては取り戻してはくれません。
例えば、ショッピングモールなどで泥棒に遭ったとき、
お店側がお金を返してくれたりはしませんよね。
お店側の対応の仕方は警察を呼んで
必要に応じて捜査に協力をしてくれるのが一般的です。
それはネットショッピングでも同じということです。
この時点でで大半の人が泣き寝入りをしてしまっているようです。
盗んでいった犯人はだいたいが盗んだギフト券を
すぐに使い「物」に変えてしまいます。
そうしなければ、上記のようにロックをかけられ使えなくなり、
盗んだ意味がなくなってしまうからです。
そのため、こちらが問い合わせをした時点で残高が数円程度になっているのがほとんどです。
たった数円のために警察に被害届を出さなければならない。
面倒な手続きを経て取り戻せるのが数円程度となると、
手間賃の方がウエイトが上がり大体の人が二の足を踏んでしまうようです。
しかし、数円だろうとお金はお金です。
そう思って警察まで行ってみてもなかなか解決までいけません。
そもそもが被害届として認めてもうことが困難なようです。
例えば、警察に相談すると被害者はYahoo!で私たちの方から被害届は出せないと言われ、
Yahoo!に問い合わせをしてみるように促されてしまったり、
または、被害届として認めてもらうためには
不正ログインがあったという証拠が必要になり、
不正ログインがあったということは
パソコンが乗っ取られているかもしれないということで
警察にパソコンを預けなければならないと言われた人もいるようです。
さらに、パソコンの解析には場合によって
時間がかかることもありデータの保証もできないと。
そんなことを言われてしまうとますます尻込みしてしまいますよね。
仕事でパソコンを使う人も多い世の中で、
数円のために長期間預けたあげくデータの保証もされないとなれば
どうしても諦めざるを得なくなってしまいます。
Amazonギフト券を使われないためには
取られてからでは遅いのです。
ですから、未然に防げるように自分にできる対策をしっかりとしましょう
では、その対策方法とはどうすればよいのか。
まず、Amazonアカウントには現状狙われやすくなっているYahoo!メールを使用しないこと。
Yahoo!メールは昔からあるサービスで使っている方も多いでしょう。
ということは、仕組みは知れ渡っていて狙われやすいサービスとも言えます。
そのため他のフリーメールと比べて侵入しやすいのかもしれません。
実際に被害に遭ってしまっている方も大勢います。
Amazonアカウントへの登録で使用するのは避けた方がいいでしょう。
どうしてもYahoo!メールでなくてはならないという人はセキュリティ対策を見直しましょう。
海外からのアクセス制限を設定しましょう。
画面右上の「設定・利用規約」をクリックし、「メールの設定」を選択します。
画面の一番左下にある「海外からのアクセス制限」をクリックします。
メールソフトログイン履歴からでも行くことができます。
「有効にする」をクリックしましょう。
自分で設定しない限り
この海外からのアクセス制限は無効のままになっていますので、
設定した覚えのない方は必ず確認しましょう。
パスワードを難しいものに変更しましょう。
長い間同じパスワードを使っているなら
今より複雑なものにパスワードを変更しましょう。
変更するときは他のサイトで使っているものと違うパスワードにしましょう。
どのサイトでもパスワードは定期的に変更して使った方が安全性が増します。
この機会に他のサイトも見直してみるといいかもしれませんね。
まとめ
何度も言いますが、やられてからではすでに手遅れです。
自分のものは自分でしっかりと守らねばなりません。
できる限りの自己防衛をしっかりしましょう。
一番いいのはAmazonアカウントの登録にYahoo!メールは使わない。
Yahoo!は現代において少々セキュリティが甘いようです。
他のメールアドレスでの登録をお勧めします。
どうしてもYahoo!メールでなければならない方は海外からのアクセス制限を有効にしましょう。
そしてパスワードもより複雑なものに変更しましょう。
それでも被害に遭ってしまった場合は、
まずはAmazonのカスタマーサービスに問い合わせをしましょう。
もしかしたら残高が残っている可能性もありますので、
Amazonギフト券を使われたことに気づいたら真っ先にカスタマーサービスに連絡してください。
そして警察にも相談しましょう。
あまり期待はできませんが、もしかしたらということもあります。
やれるだけやってみましょう。