奨学金は「減額返還制度」と呼ばれる制度を利用する事で毎月の返還額の減額をしてもらう事ができます。
経済的に苦しくて奨学金を返す余裕がないという状況に陥った場合には是非とも利用したい制度なので、知識として覚えておきましょう。
また、そのような制度を利用せずに自力でなんとか奨学金を返還しようとする際の資金調達方法も併せて確認していきましょう。
奨学金の減額返還制度とは
金銭的な理由により進学などを悩んでいる生徒に対して、日本学生支援機構(JASSO)という教育に関する事業者が学費の付与や貸与を行う制度が「奨学金制度」です。
留学生や海外留学などへの支援金制度なども行っています。
そんな中、毎月の奨学金の返還額を減額する事ができるのが「減額返還制度」です。
一度の手続きにより1年間の減額が適用され、毎年申請する事により最大15年分(180ヶ月)の減額が可能となります。
申請には審査があり、審査が通ると月々の返還額が1/2または1/3になります。(選択可能)
制度利用により返済期間が伸びる
減額返還制度を利用しても、利息を含む最終的な返還額は変わりません。
通常の奨学金の返還期間が20年であった場合に減額返還制度を利用すると、減額された分の金額が後から追加されますのでトータルの返還期間は長くなります。
※比較画像は日本学生支援機構のホームページから引用したもの
減額返還が可能な申請理由の例
減額返還制度の申請理由として認められる例としては
- 災害
- 傷病
- 減収
- 休業
- 失業
- その他経済的理由
以上のような事柄が挙げられます。
「手術するのに費用が発生してお金が無くなった」
「業績が落ち込んで収入が激減した」
「急な転勤で引っ越しなどの費用が発生した」
というような理由でも認められるとの事です。
その他の適用条件
経済的事由として申請をする場合には年間の収入金額が目安となっております。
所得証明書などに記載されている額が以下のような場合に減額返還制度が適用されます。
年間収入金額 | 325万円以下 |
給与所得以外の所得を含む場合 | 225万円以下 |
※被扶養者に対して1人につき38万円を収入・所得金額から控除可能。
また、申請する時点で奨学金返還の延滞がない事が条件となっております。
すでに延滞をしている最中の方は、その延滞を解消する事で申請が可能となります。
奨学金の減額返還制度の申請の手順
奨学金の減額返還制度を申請するには、専用の願出用紙に必要事項を入力し日本学生支援機構の「猶予減額受付窓口」という所に提出します。
〒119-0385
独立行政法人日本学生支援機構 猶予減額受付窓口
願出用紙はホームページから「奨学金減額返還願 / 奨学金返還期限猶予願」を印刷するか、直接資料請求して手に入れます。
公式サイト:奨学金減額返還願&チェックシート
また、マイナンバーの提出も必要となるので「マイナンバー提出書」・「番号確認書類のコピー」・「身元確認書類のコピー」の三点を調えます。
マイナンバー提出書 | 公式サイトから印刷もしくは問い合わせの上で郵送してもらう 公式:マイナンバー提出書 |
番号確認書類コピー | ・マイナンバーカード もしくは ・通知カード |
身元確認書類コピー | ・顔写真付きの公的身分証1点(運転免許証・パスポート) ・顔写真なしの証明書類2点(健康保険証+国民年金手帳) |
※すでに日本学生支援機構にマイナンバーを提出している方はマイナンバーの提出は不要。
奨学金減額返還願やマイナンバー提出書の記入例に関しても日本学生支援機構のホームページに記載されているので確認しながら間違えや記入漏れなどの不備がないように正しく記入しましょう。
各書類に何かしらの不備があった場合はそのまま送り返されてしまい、減額開始までの日が結果的に先送りになってしまいます。
減額返還制度はいつまでに申請すれば良いか
基本的に減額返還制度はいつでも申請できます。
しかし冒頭でも説明した通り、適用されるかどうかは審査によって決まります。
その審査には結構な時間がかかります。申請書を送った次の月に審査が行われ、結果がでるのが更に次の月という事なので3つの月をまたいで行われるという事を押さえておきましょう。
その期間中の返還額は当然通常通りの金額である事も忘れずに。
日本学生支援機構のホームページでは、減額を希望する月の「前々月の末」までには申請書を提出すれば概ね間に合うというアナウンスがされています。
審査の結果、承認された場合は「奨学金減額返還承認通知」が送られてきます。
奨学金減額返還制度の審査結果は厳しい?
条件の1つである「年間の収入が325万円以下」というラインさえ超えていなければ概ね審査に通過するのは難しいものではないようです。
ただし、申請の理由が曖昧であってり無駄遣いなどによる場合は可能性は低くなるでしょう。
他にも審査を通りやすい人の条件としては
- 現在、奨学金返還の延滞をしていない
- 口座振替によって返還を行っている
- 月賦返還にしている
- 「個人信用情報の取り扱いに関する同意書」を提出している
などがありますので、申請前には1つずつ確認しておきましょう。
減額しても奨学金の返還が難しい場合は
減額返還制度を利用したとしても自分の収入が増えるわけではないので、そもそも金銭的に逼迫した生活を続けている人にとっては金額に関わらず奨学金の返還は大きな負担です。
それでなくても毎月の生活費やライフライン・税金など様々な支払いがあるわけですから、何とかして資金調達をする必要があります。
そんな時に考えられる策としては以下のようなものがあります
- カードローンなどで借入
- 不用品を売却する
- 日雇いなどで稼ぐ
- 親や知人にお金を借りる
- 公的機関に相談する
- 債務整理をする
- Amazonギフト券を現金化する
カードローンなどで借入
カードローンには様々なものがあり、消費者金融系のカードローンであれば最短即日での借り入れが可能なので「今すぐお金が必要」という場合に便利です。
しかし、奨学金も名前こそ違いますが実態は「借金」です。
借金を借金で返すという行為は非常にリスクを伴いますので、金利なども含めて計画的な返済計画を建てる事が重要となります。
不用品を売却する
身の回りの不要なものを売却して、その売上金を奨学金の返還に利用する方法です。
比較的新しくて人気のゲーム機本体やブランド品・貴金属などであえば数万円程度は作れる可能性が高いので数ヶ月程度の割賦金であればなんとかなりそうです。
急場を凌いで、その間に根本的な対策を練りましょう。
日雇いなどで稼ぐ
自分で何かしらの仕事をして稼げるのであればそれが一番良い方法です。
減額返還制度によって毎月の返還額が7500円になれば、普段の生活ペースをある程度たもちながら+7500円だけ稼げば良いのでハードルは低いです。
日雇いの仕事でも1日働けば充分稼げる可能性のある額なので検討してみるのも良いでしょう。
しかし、働きすぎてカラダを壊してしまうのは本末転倒です。
親や知人にお金を借りる
一時的にお金がない場合には親などにお金を借りるという方法もありますが、奨学金の場合は親を連帯保証人としている事も多いので中々頼みづらいかもしれません。
ただ、延滞が数ヶ月続くと連帯保証人・保証人などにも督励状や電話による連絡がきます。
更に滞納が続くと延滞金を含めた返還未納額の一括請求、裁判所への支払督促申立が行われ大変な事に。
そんな最悪のケースになる事を考えれば一時的に親や信頼できる人に頼み込んでお金を借りた方が良い場合もあるでしょう。
公的機関に相談する
事故や怪我・病気などの原因で一時的に収入が減ってしまった方を救済する公的な制度があります。
有名なのが生活保護であり、必要最低限の生活費を給付してもらえます。
緊急小口資金制度は状況により最大20万円が無利子で借りることができ、返済は最大2年後からでOKというメリットがあります。
そういった制度なども併せて検討してみるのも良いでしょう。
Amazonギフト券を現金化する
Amazonギフト券は非常に換金性の高い商品です。
買取サイトというAmazonギフト券を専門に買取しているインターネット業者を利用する事で平均して90%以上の高い利率で現金化が可能。
例えば1万円のAmazonギフト券を90%で買い取ってもらった場合は9,000円が手に入ります。
10万円のAmazonギフト券の場合は90,000円となりますので余裕を持って返還金に充てることができます。
普段は問題なく返還できているけど、ある月だけウッカリ散財してしまった…という場合にでもスポット的に利用できますし、オンライン買取なのでスマホ(パソコン)1つで現金化できてしまうのでオススメです。
買取バイカはAmazonギフト券を高価買取します
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2012年の設立時から現在まで業界NO.1の超高価買取を継続して行っていますので、お持ちのAmazonギフト券を無駄なく現金化が可能です。
24時間営業しており即日買取に対応しているので急な時でも安心。
買取金額は申込時に入力していただく銀行口座に振り込みさせていただきます。
奨学金の返還は口座引落となっているので、引き落とし日の27日以前までに弊社に申し込んでギフト券の買取をしてただければ間に合います。
Amazonギフト券の買取から買取金振込までの流れは
- Amazonギフト券を手に入れる
- 「買取バイカ」に申し込む
- 返信がきたらギフト券をメールで送る
- 買取金額が振り込まれる
たったこれだけです。
非常に簡単な工程なので、申込みから即日で現金化できるというのがお分かりいただけると思います。
奨学金の減額返還と返還する為の資金調達法まとめ
奨学金は卒業後、半年たったら返還が始まり数年~数十年かけて行わます。
その間は社会人として働き盛りの日々を送ることになると思いますが、その反面ケガや病気・災害などの被害にあうリスクも大きいです。
そうした時に収入が減ってしまい生活が苦しくなった時の為に日本学生支援機構(JASSO)では奨学金の減額返還制度というものがあります。
トータルの返還額が減ることはありませんが、一時的な負担は減りますので大きな助けになる場合があります。
このような制度を使わず自力で返還を行う場合の資金調達にはAmazonギフト券を使った現金化がオススメです。
その際は是非とも弊社「買取バイカ」をご利用下さい。