ギフトカードなどをキャリア決済で購入し、現金化する方法があります。
クレジットカードを持っていない人がどうしてもお金が必要な時など現金化をしようか考えたとき、心配になるのは携帯会社にバレるときのことだと思います。
今回はキャリア決済と使用して現金化したことがバレるときにどうなるのかどういうときにバレるのかをご紹介します。
キャリア決済を使用して現金化をする理由
キャリア決算というのは、購入金額を携帯電話の使用料金支払い時に一緒に支払いする方法です。
キャリア決算の名称は各キャリアによって違っており、
docomoは「ドコモケータイ払い」
auはau「かんたん決済」
softbankは「ソフトバンクまとめて支払い」
という名称でキャリア決算を行えます。
支払いがまとまって楽という面の他にクレジットカードを持っていない人や、購入時に現金を持ち合わせていない人も後払いにして購入することができます。
そういった特性を利用して、ギフトカードや商品を転売して現金を手に入れる方法が
キャリア決済を使用した現金化です。
携帯電話を持っていれば誰でも利用ができますし、現金化する場合もメールでのやり取りになりますので簡単です。
クレジットカードに比べると決算限度枠が少額になりますが、比較的現金化をしやすい方法とされています。
キャリア決済を使用した現金化は法律に違反しているわけではない
キャリア決済を使用した現金化は違法性を思わせますが、現在現金化を禁止する法律はなく、法律的に何の問題もありません。
その為、キャリア決済を使用して現金化したことが携帯キャリアにバレるからといって警察に逮捕されるようなことはありません。
しかし、携帯キャリア決済の規約違反行為である
法律を破っているわけはないものの、キャリア決済を利用した現金化
docomo、au、softbankの携帯電話会社の3社の全てで禁止事項になっています。
その為、キャリア決済を利用して現金化したことがバレると規約違反を犯したとして携帯キャリア側から重い罰則が与えられます。
罰則対象者になると、最悪の場合ブラックリストに入り、今後どの携帯電話会社とも契約ができなくなってしまう可能性があります。
キャリア決済の現金化がバレるとどうなる?
では実際キャリア決済の現金化がバレると、どういった罰則を受けることになるのでしょうか。
可能性のある罰則内容について説明します。
ブラックリスト入りの可能性
ブラックリストは携帯電話会社の各社が所有しています。
通常ブラックリストに入るのは携帯電話料金を滞納していたり、不正利用、不正契約をした場合などです。
キャリア決算を使用した現金化がバレるとブラックリストに入れられてしまうかもしれません。
その場合様々な罰則、利用制限を受ける可能性があります。
キャリア決算の利用制限や利用停止
通常のキャリア決算の決済枠上限は、
docomoの「ドコモケータイ払い」は
上限50,000円(19歳までは上限10,000円)
auの「かんたん決済」は
上限100,000円(12歳までは1,500円、13~19歳は上限10,000円)
softbankの「ソフトバンクまとめて支払い」は
上限100,000円(満12歳未満は上限2,000円、満20歳未満は上限20,000円)
となっています。
ブラックリストに入ると、罰則としてキャリア決算の決算枠が減額されたり、キャリア決算自体の使用ができなくなる場合があります。
決算手続きが簡単で、携帯電話の利用料金とまとめて支払いができるキャリア決算はとても便利な機能ですので
それが利用できなくなるのは今後不便になってしまうでしょう。
強制解約
携帯キャリア決済がバレると、使用している携帯電話が有無を言わせず解約となります。
利用代金一括請求
強制解約にともなって、分割払いの機種代や今までの利用料金を一度に払うよう請求されます。
現在スマートフォン1台は非常に高額ですし、分割払いで支払っている人も多いと思います。
そういった場合すべて一括で支払わなくてはならなくなります。
その携帯キャリアが今後使用できなくなる。
こちらも強制解約にともなった内容です。
今後一切その携帯キャリアでの契約はできなくなってしまいます。
またドコモ・au・ソフトバンクなどの携帯キャリアが加盟している「CIC」で
ブラックリスト入りした人の情報は共有されており、バレた携帯キャリアでなくても、今後どの携帯キャリアとも契約もできなることがあります。
もしブラックリスト入りになると、信用情報機関にそれらの情報が残ってしまいます。
信用情報機関にそういった情報が載ってしまうとクレジットカードが作ることができなくなったり
ローンが組めなくなったりと今後の生活に大きな影響がでてしまいます。
どういう場合にキャリア決算で現金化したことがバレる?
では実際携帯キャリアは、どういったときに罰則対象と判断するのでしょうか。
調べると主に以下の場合にバレることが多いようです。
換金性の高い商品を何度も購入している
Amazonギフトカードなど、換金率の高い商品は現金化するためによく購入されています。
そういた商品を何度もキャリア決算で購入している場合、現金化の為に購入しているのではないかと思われてしまうかもしれません。
ましてそれが決算枠ギリギリまでの高額な購入だとより疑われる可能性も高くなりますね。
短期間に何度もキャリア決算を使用した現金化は避けた方が無難です。
換金性の高い商品を大量に購入している
こちらも定期的ではないものの一度にたくさん購入してしまうと現金化目的での購入ではないかと疑われる可能性が高くなるようです。
また、ニュースなどでよくみる詐欺にギフトカードを利用した手法も多く発生しているため「詐欺にあっているのではないか?」と思われる場合もあります。
購入したギフトカードなどをギフトとして買取会社に直接送っている
ギフトカードは購入したら販売サイトから直接送り先に送ってもらうことができます。
そうした送り先がギフトカードを現金化する買取業者だった場合、現金化目的での購入は明白ですので規約違反とみなされます。
直接送ってしまえば時間も短縮でき楽ですが、バレることがないよう一度自分の元に送ってから買取業者へ送るようにした方が良いでしょう。
違和感のあるキャリア決算を何度も繰り返している
上記の内容の他にも「なんだかこのキャリア決算の使い方おかしいな」と
携帯キャリア側が感じればバレるきっかけになってしまいます。
不自然なキャリア決算の利用にならないように注意しましょう。
また、日頃から滞納などの支払いが滞っているにもかかわらずキャリア決算を頻繁に利用している場合もバレやすいようです。
お金に困っているのがわかりますし、今後支払えなくなった場合に損害を被るのは携帯キャリアですから、
そういった利用者は特に目をつけられやすいそうです。
キャリア決済を使用して現金化!携帯会社にバレたらどうなる?【まとめ】
どうしてもお金に困った時など、キャリア決済を使用した現金化を考えることがあるかもしれません。
携帯キャリアにバレることは現在事例としてはまだあまりないようです。
しかし、携帯キャリアの規約違反であること、バレると今後の日常生活に大きな影響がある罰則を受ける可能性があることをしっかり理解しておきましょう。
現金化を行う場合も、悪質業者に依頼しないように信頼できる買取業者を
しっかり調べて行うようにすることが大切です。
早く現金が欲しいと思っている場合急いでいるあまり適当な業者に依頼してしまうのは
トラブルの元になりますので冷静な目で判断するようにしましょう。
ただ、現金化といっても借金と変わりませんから、キャリア決済を使用した現金化は可能な限り避けた方が安心ですね。
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