Amazonでは日用品の他に、ギフトや人には言いづらい商品まで何でも購入することができます。
しかし、クレジットカードの明細から家族に注文内容が知られてしまうことはないのでしょうか?
この記事では、実際にどのように明細が表示されるのかご紹介します。
一般的なネットショップでクレジットカード決済をした場合の流れ
ネットショップでクレジットカードを使えば、家から一歩も出ずに注文から支払いまで完了することができ、とても便利ですよね。
しかし注文後、どのような経路を経て明細が作られるのかは、意外と知られていません。
ネットで買い物をしてから明細を受け取るまで、どんな仕組みで購入情報が伝わるようになっているのか見ていきましょう。
クレジットカードを使ってから明細に反映されるまでを、簡単な4段階に分けてご説明します。
1 購入者が商品を注文する
Amazonや同様のウェブサイトを通して商品を購入します。
クレジットカードで支払いたい場合は、支払い方法の選択肢から「クレジットカード」を選択してカード情報を入力します。
2 店舗が注文を確認する
購入者から注文が入った後、まず店舗はクレジットカードの支払い枠が十分に残っているかどうかを調べる必要があります。
多くの場合は、「決済代行会社」と呼ばれるクレジットカード会社とネット店舗の間に入る会社を経由して与信の確認を取るようです。
3 クレジットカード会社へ引き落とし情報が伝えられる
与信が足りていれば、「決済代行会社」が請求内容をまとめ、クレジットカード会社へ通知します。
その後、クレジットカードから代金が引き落とされ、支払いの記録として請求内容の明細が発行されます。
4 店舗へ売り上げが入金される
1〜4が問題なく進めば、「決済代行会社」を通じて売り上げが店舗へ振り込まれます。
このように、基本的にネットで買い物をした後は、「決済代行会社」が決済金額を取りまとめてクレジットカード会社へ伝え、その内容を元に明細が作られているようです。
決済代行会社が間に立つことで、購入者の情報がより安全にやりとりされているなら安心感が高まりますね。
次は、この手順を経て、最終的にどのような内容が明細に書かれることになるのか見ていきたいと思います。
実際にAmazonで注文した後のクレジットカード明細を見ると…
現在Amazonで利用できるクレジットカードブランドは、JCB(ジェーシービー)、Master Card(マスターカード)、Visa(ビザカード)、Diners Club(ダイナースクラブ)、American Express(アメリカンエキスプレス)、銀聯(ぎんれん)の6つです。
今回はこの中でも特に有名な国際クレジットカード会社、ビザカードとマスターカードを取り上げたいと思います。
・ビザカードの場合
三井住友ビザカードは、オンラインで過去の明細の閲覧をすることができます。
筆者のアカウントでログインして確かめてみたところ、実際に購入した商品名は表示されていませんでした。
記載されているのは、①決済日と②支払い先(Amazon.co.jp)と③合計金額の3点です。
この通り、明細を見ただけではAmazonで何を買ったのかまでは分かりません。
周りに秘密にしておきたい買い物をする時も安心ですね。
・オリコマスターカードの場合
オリコマスターカードは、インターネットから明細を見る他に、明細のPDFをダウンロードすることもできます。
今回は筆者のカードを使ってダウンロードしたPDFを調べてみました。
ビザカードと同じように、商品名は表示されません。
また、「Amazonペイ提携サイト」というAmazonの購入情報を使って簡単に買い物できるサイトを利用した場合も、同様に商品名は表示されないことが分かりました。
このように、Amazonで買い物をした場合、筆者のカード明細では商品名は載っていませんでした。
そもそも、明細のフォーマットに購入商品名を記載する欄が設けられていないようです。
「ご利用先など」として支払先企業や店舗名などが書かれる可能性はありますが、Amazonで購入した場合は「ご利用先など=Amazon」でまとめられていました。
両方のカードに共通して明細に載っていた購入情報は、次の3点です。
- 利用日(クレジットカード決済を行なった日)
- 利用先(支払先のネットショップ 例:Amazon)
- 支払金額(料金)
注文内容を確認したくなった場合は?
今回取り上げた2種類のクレジットカードの明細からは、購入した商品の詳細は見ることができませんでした。
それでは、過去の注文内容を確かめたいときにはどうしたら良いのでしょうか?
明細に記載されない細かい情報が知りたくなったときには、次の3つの方法があります。
- 注文履歴を見る
- 注文の詳細を見る
- 領収書/購入証明書を見る
注文履歴のページを開けば、すぐに再購入や使用後のレビューを書くことができます。
注文の詳細は、届け先住所や注文内容をさっと確認したい人にオススメです。
基本的には領収書/購入証明書は、プリントアウトして手元に残しておきたい方や会社に必要経費として申請する方向けだと思われます。
どれも簡単にアクセスすることができます。
画像を載せて見かたを解説するので、参考にしてみてください。
①注文履歴を見る
AmazonのWebページから「注文履歴」を見てみてください。
「注文履歴」は、Amazonへログインし、トップページの右上に表示されるアイコンから開くことができます。
注文履歴のページを開くと、「再度購入」ボタンや「商品レビューを書く」ボタンがあります。
ページを下方へスクロールしていくと、最近の注文から購入した商品名と画像が表示されます。
また右上の「注文の詳細」「領収書/購入明細書」をクリックすると各ページへ進むことができます。
・注文履歴のページで表示される情報
注文日
配達日
合計金額
届け先住所
注文した商品
値段
商品名
商品画像
②注文の詳細を見る
注文履歴のページから「注文の詳細」を開くと、このような画面になります。
右上の「領収書/購入明細書」ボタンをクリックすると、印刷用の領収書/購入証明書データを開くことができます。
実際の画面では、ページ下部に購入した商品名と画像も表示されます。
- 注文履歴の「注文の詳細」から調べられる注文の詳細情報
注文日
注文番号
届け先住所
支払い方法
Amazonポイント
注文内容
商品の小計
配送料・手数料
注文合計
割引
Amazonポイント
請求額
商品名
商品画像
③領収書/購入証明書を見る
「注文履歴」もしくは「注文の詳細」ページ内のボタンからアクセスが可能です。
この「領収書/購入証明書」には、商品名は記載されますが、商品画像は載りません。
全て文字のデータです。
- 領収書/購入証明書に書かれている内容
再発行日
注文日
注文番号
請求額
注文内容
商品名
注文点数
コンディション(例 新品)
販売元 (例 Amazon Japan G.K.)
届け先住所
配送方法
支払い情報
カード会社名(カード払いの場合)
カード番号の一部(カード払いの場合)
Amazonポイント
請求先住所
商品の小計
配送料・手数料
注文合計
割引
Amazonポイント
請求額
ここでは、過去の注文内容を確認したい場合の手段として、Amazonトップページから「注文履歴」や「注文の詳細」また「領収書/購入証明書」へアクセスする方法をご紹介しました。
これらの方法では、注文した商品の名称や画像(領収書/購入証明書は除く)も表示されており、クレジットカード会社の明細よりも具体的な購入情報が残っていることが分かりました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
クレジットカードの明細に品物名が載ると困る…という方には安心していただけたかと思います。
何かの都合で過去の注文情報を調べる必要が出てきたら、ぜひAmazonのページから探して見てくださいね。