多発するamazon詐欺出品者による深刻な被害。
このamazon詐欺出品者による激安価格での販売は刈り取りでなくとも誰もが被害に合ってしまう可能性があるのです。
万が一、自分自身はもちろんのこと、家族や友人の出品者アカウントがこういった詐欺に乗っ取られれてしまったら…。
考えるだけでも恐ろしいことですよね。こういった詐欺被害に合わないためにも、自身のamazon出品者アカウントの2段階認証は絶対に設定しておくようにしておくと良いでしょう。
amazonマーケットプレイスでの詐欺とは?
2段階認証をせずにアカウントを乗っ取っての詐欺。その手順はいくつかパターンがあるので紹介したいと思います。
amazon詐欺のパターン・その1
- 悪質業者が、人気のある商品を定価の半額以下ほどの激安価格で販売
- その激安価格に騙されて買ってしまう
- 「商品を発送しました」と業者がまったくのウソの連絡をする
- 購入者からの入金の確認がとれたらアカウントを消し逃亡。当然ですが商品は届かない
激安すぎる商品の例
・「ニンテンドースイッチ」が99円
・PS4が2,000円台
・人気のタブレットやノートPC が激安
など・・・。
最近多発しているamazonマーケットプレイスでの詐欺の手口もご紹介します。
こういった怪しい商品を購入してしまうと、「商品は送られてこずお金だけ騙し取られる」という事になってしまいます。
amazon詐欺のパターン・その2
- 実際よりも値段は安いものの、露骨にわかりやすいほど「詐欺だ」とは判別しにくいパターンも有る
- 購入をして数日経ってからamazonではない出品者側から「商品の在庫切れ等でキャンセ
ルをします」といった内容の連絡が来る - その後、巧妙にamazonを装ったメールで「商品キャンセルのため返金されます」と通知
がくる - 「返金されるならいいか」と勘違いしている間にamazonマーケットプレイス保証申請期間を過ぎ
て返金がされないという羽目に。結果的にそのままお金を騙し取られる。
【amazon詐欺のパターン・その3】
マーケットプレイス保証を逆手に取った手口も紹介します。
- 出品者のデータを見てみると、日本国内の住所、日本人の氏名、ストリートビューで見た
ら確かにその住所にその名前がある。完全に信頼をしてしまう。 - しかし、購入や入金をしても、一向に商品は発送されずそのまま放置。出品者に連絡をしても無視されるか「関係あり
ません」との返事 - amazonマーケットプレイス保証申請をすればお金は返ってくるが本当の被害は実はここから…
- 通販という性質上、いくら商品をキャンセルしたとしても住所や氏名などの個人情報が出品者に渡ってしまう
- 手に入れた購入者の個人情報(氏名や住所、電話番号)を詐欺商品の出品者として使われてしまいます
- 当然ながら自分自身の個人情報を使われてしまっているので購入者や入金者から「どうなってますか?」「金返せ!」「詐欺として警察に通報する!」と電話が鳴りやまな
くなる
つまり、2段階認証をしていないと
- 他のサイトで漏れたメールアドレスとパスで総当たり
- 2段階認証をしてないIDに侵入
- マーケットプレイスに出店としてたアカウントをピックアップ
- 実際とは異なるあり得ない価格で大量に商品を掲載して販売
- 発見される前に売り上げの振り込み申請をかけて逃走
という自体に陥ってしまう可能性があるということになります。そして次のようなケースもあります。
- amazonマーケットプレイスでは基本的に価格の安い順から並べられる。悪質業者に本来の価格
の半額である50%の値段で大量に空の出品をされた場合、まともな出品者のページは後ろへいってしまい目立たないところに 追いやられる。 - 購入者からすれば基本的に安い方でしか商品を買わないし、出品者の情報まではあまり事細かく見ない人が多い
- 原価割れの激安な値段で商品を取り扱っているところはもちろん詐欺なので、騙された購入者は激怒。amazonレビューで商品を☆1と低評価にしボロクソに叩く
- 結果として商品自体の価値が下がる
- 商品の売上が下がることによって困ったマジメな出品者は消しても無限に湧いてくる悪徳業者に対抗し
て商品の値段を落とさなくてはいけなくなる - 値段が下がったところで、悪徳業者に全て買い取られて転売されてしまう
こういった連鎖が起こることによって、「人気商品をまるごと乗っ取られてしまう」というとんでもなく大きな詐欺行為が浮き彫
今までマジメに商売をしていた出品者のアカウントが乗っ取られ、詐欺に使われてい
これによりamazon自体が、個人情報を漏洩してしまったのではないかという可能性も考えられるようになりました。
しかしながら、これだけの大きな問題が起こっているにも関わらず、AmazonTOPペー
そう、自分の身は自分自身で守るしかないのが現状であるということになります。
では、ここでアンカーのモバイルバッテリーの変動をグラフで見てみましょう。
今は2,299円で販売しておりますが、3月13日あたりに666円での第一陣が始まり、4月7日には370円。
その後何度か詐欺アカウントが停止された後でゴールデンウイーク直前の4月28から4月29日あたりにピークを迎えて480円。
その後も時々詐欺垢は現れるもののすぐに対応されて現在は出ていません。
ただ、恐ろしいのが検索をかけるとまだまだ出てきます。
自己紹介が「カスタマーに対し、最高水準のカスタマーサービス」というテンプレートなのでバレバレですよね。
もしくは元からの中華系詐欺師かもしれません。店舗名で検索をかけるとクラウドワークスでamazonレビューのステマを募集していたりしました。そして、これははじまりに過ぎないのです!
最初に使われたのはマーケットプレイス出店者のアカウントでした。しかしマーケットプレイスに出店しているかどうかはログインをしてみないとわかりません。
恐ろしいのは、買う人だけのアカウントも不正アクセスされてるという点です。
「自分は出店していないから関係ないし大丈夫」、と考えている方も多いかと思いますが、そんなことはまったくありません。しっかりと2段階認証をしてないで他のサイトと同じパスワードで使い回ししている人は誰もが皆やられているのです。
amazonマーケットプレイスでの詐欺を防ぐ方法
Amazon販売の商品を購入する
アマゾンで売られている商品は2種類が存在します。
1.Amazonが販売している商品
2.Amazon以外が販売している商品
2の「Amazon以外が販売しれいる商品」がいわゆる「マーケットプレイスの商品」という事になります。マーケットプレイスは様々な業者や個人が出品できるので、中には悪質な転売や粗悪品を販売している業者もあって最近問題となっています。
難しい事を考えずに気軽に安心して商品を購入したいのであれば、マーケットプレイスから出品されている商品ではなくアマゾンが販売している商品を選択するようにしましょう。
「amazon販売」と「マーケットプレイス」の見分け方
気になった商品を見つけた場合、販売元がamazonなのか、他の業者なのかを見分ける方法は簡単です。
商品ページの「在庫あり」の少し下の赤丸部分に注目。
「この商品は○○○○が販売、配送します。」と書かれています。
この○○○○が出品者です。
以下の商品の場合は「この商品はAmazon.co.jpが販売、配送します。」と記載されているので、紛れもないアマゾン販売商品という事で安心して購入が可能です。
販売はもちろんのこと、発送もamazonが行うので、「商品が届かない」「レビューと違い粗悪品だった」といったトラブルはまずなく、個人情報の扱いも安心できるといって良いでしょう。
逆に、ここの表記がamazon.co.jp以外ならマーケットプレイスの商品です。amazon以外の個人や業者が、購入者が入力した送付先住所と氏名を取得し、商品を発送します。
マーケットプレイスが詐欺業者に狙われている今、ネット通販に慣れていて詐欺業者を見分ける自信がある人や、なにかしらの理由で出品者が100%信頼できる場合以外は、マーケットプレイスから購入するのは、避けたほうが良いと思われます。
海外の出品者を避ける
外国の、特に中国からの出品者が販売しているマーケットプレイス商品については注意が必要です。
マーケットプレイスに関するトラブルの中で一番多いのが中国製品を購入した事によるものです。
全ての商品が粗悪品とは言い切れませんが、商品レビューを自作自演したり対応が杜撰だったりする確率が非常に高いです。
商品検索をした際も、聞いたことのないメーカーの商品が大量に表示される事によって「優良な商品が見つかりにくい」「結局どの商品が良いか見分けにくい」という現象が起こっています。
このような悪質なマーケットプレイス出品者を見分ける具体的な方法は以下の記事にて詳しく紹介しています。
マーケットプレイス詐欺に遭った際の対処法
どんなに気をつけていても商品に関するトラブルはつきものです。
そんな時にはどのような順序で対処していけば良いでしょうか。
まずは出品者元に連絡
1.商品履歴から問題があった商品を選んで、「注文に関する問題」をクリック。
2.「問題について教えてください。」の項目から該当するものを選択。
よくわからない場合は「その他の問題」で良いと思います。
4.質問する内容を選んで、文章で内容を入力したら「送信」を選択。2日ほどで出品者からユーザーのメールアドレス宛に回答が送られてきます。
それでも解決しない場合はカスタマーへ
出品者に連絡しても解決しない、2日たっても連絡がこないという場合はアマゾンのカスタマーサービスへ連絡しましょう。
カスタマーサービスの専用ページより連絡が可能です。
「今すぐチャットをはじめる」を選択するとチャット形式で問い合わせが可能。
「今すぐチャットをはじめる」の下に記載されているチャット意外にも電話にて問い合わせも可能です。
「電話でのサポートが必要ですか? Amazon.co.jp からお電話いたします」をクリック。
お問い合わせの内容、該当商品などを選択して電話をかけることが可能です。
Amazonアカウント乗っ取りによる被害にも注意
冒頭で述べたとおり、流行しているamazonへの不正ログイン。
まずは自身のアカウントを守るためにも必要な2段階認証設定方法についてまとめてみました。
amazonの2段階認証を設定すると、ログインのときに通常のメールアドレス(携帯番号)とパスワード、さらに加えてその都度更新されるセキュリティコードを必要とします。こちらを設定しておくと他者からの不正ログインは非常にされにくくなるので、とても安心できるのではないでしょうか。
アカウントが不正に利用されてしまうだけでも深刻な出来事なのに、何かでamazonにアカウントがBANされてしまうとKindleの蔵書が全滅してしまう恐れがあるため、自己防衛手段として2段階認証はとても重要な設定となります。amazonのアカウントを所有しているユーザーは必ず設定しておいたほうが良い項目です。早めに設定をしておくことを推奨します。
Amazonアカウントの2段階認証設定方法
ここでは一番ポピュラーである「PC&スマホを使った設定方法」を解説していきます。
必要なのは通信環境の整ったパソコンとスマートフォン(携帯電話番号の回線契約をしているもの)です。
それでは始めましょう。
まずはパソコンで2段階認証設定のページにアクセスします。
2段階認証設定のページが表示されますので、赤枠内の『開始方法』をクリックします。
※クリックした際にAmazonに未ログインの場合はログイン画面が表示されますので、ご自身のアカウントでログインして下さい。
そうすると、設定ページに移動します。
まずは電話番号での登録です。
認証の手段が『電話番号』にチェックが入っている事を確認した上で、お手持ちの携帯電話の番号を入力し、“ワンタイムパスワードを送信”をクリックします。
※お住いの国名をプルダウンから選ぶ項目がありますが、おそらくデフォルトで日本に設定していると思われますので変更せずそのままで大丈夫です。
すると、ほどなくして携帯電話にSMS(ショートメッセージ)にてAmazonからコードが送られてきます。
上の赤線の部分がコードです。
先ほどの2段階認証の画面に、そのコードを入力する項目が出現している(上の画像の赤枠内)ので、そこに入力し『ワンタイムパスワードを確認して続行』をクリックします。
次に認証アプリによる設定を行います。これは、仮に電話番号による2段階認証が何かしらのトラブルで出来なかったが為にアカウントにログインする術が無くなってしまった!という事を防ぐ為の所謂『バックアップ』の役目になります。
赤枠のQRコードを読み取るのですが、それには専用の読み取りアプリが必要となります。
必要となるアプリは以下のようなものです
- AWS Virtual MFA
- Google Authenticator
- Microsoft Authenticator
今回は、この中からGoogle Authenticatorを使ってQRコードを読み込んで2段階認証設定を進めていきたいと思います。
ios、androidそれぞれに対応したアプリを専用の販売サイトから適宜ダウンロードして下さい(価格はいずれも無料です)
ダウンロードが完了したら、アプリを立ち上げます。
画面の案内に沿って進めていき、QRコードを読み取ります。
生成されるワンタイムパスワードを先ほどの空欄に記入し『次に進む』をクリックします。
2段階認証を解除する方法
2段階認証はログインごとにワンタイムパスワードを求められるので正直面倒だと感じる時もあります。そんな時は設定を変える事で2段階認証を無効にする必要があります。
1.「高度なセキュリティ設定」にアクセスします。(未ログインの場合はログイン画面が表示されますのでパスワード等を入力してログインします)
2.「2段階認証を無効にする」をクリックします。その後、セキュリティコードの入力画面が表示されます。
3.電話番号に送信されたコード、または認証アプリによって生成されたコードを入力して、サインインをクリック。
使い回しのパスワードはすぐに止めて2段階認証
amazonの2段階認証について、まだいまいちピンと来ていない人も多いかと思います。タオ例えば、TwitterやFacebookを乗っ取られたとしても、金銭的被害はなかなか出にくいものです。
しかし、LINEを乗っ取られてしまうと自分の被害はないですが、友人にamazonのギフトカードを買わせるような内容を送信されてしまいます。そして、amazonではクレジットカードを登録しているので実損が出てきます。
そのためにも、amazon二段階認証は必ず設定しておくようにしておきましょう。パスワードは他のサイトと使い回しは止めて、意味のない数字と英語と記号の組み合わせにすることをおすすめします。
例えば、w0vr!9QV!i9$ZvLNなどのようなものです。
辞書に出ているような単語や地名を使うとアタックされ簡単に突破される可能性が高いからです。
amazon詐欺は果たしていつまで続くのか?まとめ
最後に、対策はもちろんのことですが、やはり気がかりなのはamazon詐欺はいつまで続くのかですよね。まずこの詐欺実行者が海外であるということと、今回はアフリカ系との噂が出ています。
実行者の特定は非常に困難である事が予想されるため、amazon側でシステム上の対策を構築する必要があります。当然すぐに解決のできるような問題ではなく、ある程度は長期化するのではないかと予想されます。実際にアカウント被害にあった方への対応はするとの事ですが、窓口はカスタマーなので、皆たらい回し状態との事です。
さらには3日間放置されるなんて事も普通との事みたいです。そんな現状のなかでもamazonでマジメに商売を行っている方は適切な対策を行って、実績を積んでいくしかありません。
そして一般の購入者は、とにかく騙されないように自衛していくしかありません。せっかく便利なamazonだけに、一刻も早く詐欺行為がなくなることを願います。
amazonだけじゃない!itunesカード関連の詐欺事件にご用心!
Amazonギフト券での支払い要求は架空請求詐欺!卑劣な手口と対処法