Amazonのアカウント、本名を登録しているけれど、なんとなく不安・・・本名じゃなくてもいいなら変えたい・・・と思ったことってありませんか?
実は、Amazonのアカウント登録は本名じゃなくても大丈夫なんです。本名以外を登録して何か問題はないのか、注意点などを説明します。
Amazonアカウント登録は本名じゃなくても大丈夫!
本名を登録しているとAmazonにアクセスした時に表示されるので、誰かに覗かれたら本名がバレてしまいます。なんとなく不安ですよね。
そこで、Amazonアカウント登録は本名でなければいけないのか、本名じゃなくても構わないのか、Amazonカスタマーサービスに問い合わせてみました。
回答は
「アカウントに登録する名前は本名以外でも構いません。」
ということでした。
本名以外の登録は公式にも認められていることが分かりました。
本名以外でアカウント登録して本当に問題はないの?
公式に認められているとはいえ、本当に本名以外で登録して問題はないのでしょうか?
本名を登録していないと、買い物をする時に不都合があるのではないかと心配になるかもしれませんが、その点についても以下のとおり対応しているので問題ありません。
商品を自宅に配送する場合
商品を自宅に配送するには、自宅の住所と本名が必要ですが、アカウント登録名は本名じゃなくても大丈夫です。アカウント登録名とは別に配送先の住所・氏名を指定することができるからです。
Amazonの「アカウントサービス」から「アドレス帳」(スマホサイトは「アドレス帳の管理」)をクリックしてみてください。
商品を自宅に配送してもらったことがある人は、このように本名、郵便番号、自宅住所が登録されていると思います。ここに登録されている本名は、アカウント登録名とは別です。
アカウント登録名が本名じゃなくても、ここで本名を登録すれば、問題なく自宅に商品を届けてもらえます。
ただ、ここで自宅を「既定の住所」として登録しておくと、トップページに以下のように本名と郵便番号が表示されてしまいます。
アカウント登録名を本名以外にしても、この表示は避けられません。住所を削除しても、直前に登録されていた情報が表示されてしまいます。
どうしても不安なら、既定の住所は以下のようにダミーの情報を登録しておくしかなさそうです。
アドレス帳には複数の住所が登録できるので、本当の住所は別に登録しておくといいでしょう。
店頭で商品を受け取る場合
Amazonで注文した商品は、ローソン・ファミリーマート・ミニストップ・ヤマト運輸営業所でも受け取ることができます。
受け取りには身分証明書が必要な場合があります。受取人の名前が本名以外だと、本人確認の時に困ることになりますが、これも受取人名だけ変更することができます。
注文内容の確定前に、受取人名を変更するように指示があります。
ここで本名を入力します。
下のチェックボックスにチェックを入れると、アカウント登録名も本名に変更されてしまいます。受取人名だけ変更したい場合は、チェックを入れずに次に進み、注文を確定させればOKです。
アカウント登録名が本名じゃなくても店頭受け取りも問題なくできます。
クレジットカードで支払いする場合
もうひとつ気になるのが、クレジットカードで支払いする場合、アカウント登録名とカードの名義人の名前が違っていても問題ないのか?ということです。
この点についてもカスタマーサービスに問い合わせたところ、
「アカウントに登録する名前は本名以外でも構いません。クレジットカードの名義人の名前と違っていてもいいです。」という回答でした。
Amazonアカウント登録名を本名以外に変更する方法
Amazonのアカウント登録名は本名以外でも問題ないことが分かったところで、実際に変更してみましょう。
パソコン、スマホそれぞれの手順を説明します。
パソコンからアカウント登録名を変更する手順
①トップページの「アカウント&リスト」をクリック
②「ログインとセキュリティ」をクリック
③ログイン画面が表示されたらパスワードを入力してログイン
④「名前」の「編集」をクリック
⑤新しい名前、フリガナを入力し、「変更内容を保存」をクリック
⑥「成功」と表示されれば変更完了です。
スマホからアカウント登録名を変更する手順
①左上の3本線をタップ
②「アカウントサービス」をタップ
③「アカウント設定」の「名前、Eメール、携帯番号、パスワードの管理」をタップ
④「名前」の「編集」をタップ
⑤新しい名前、フリガナを入力し、「変更内容を保存」をタップ
本名でアカウント登録した場合の注意点
ここまで、本名以外でアカウント登録しても問題ない理由や登録方法について説明してきました。次は、本名で登録した場合の注意点について説明します。
ほしい物リストの受取人名に注意
Amazonには、「ほしい物リスト」という機能があります。その名のとおり、自分のほしい物をリストアップして公開することができます。公開すると、リストを見た人からほしい物をプレゼントしてもらえる可能性があるというありがたい機能ですが、注意しないと本名が公開されてしまいます。
本名を公開せずにほしい物リストを作る方法と注意点を説明します。
①「アカウント&リスト」→「ほしい物リスト」をクリック
(スマホの場合「アカウントサービス」→「アカウント設定」の「ほしい物リストの設定・変更」)
②「リストを作成する」をクリック
(スマホの場合「リストを表示」→「ほしい物リストを作成する」)
③「リストの名前」「公開/非公開の設定」「受取人名」を設定
ここで注意しなければいけないのは、「受取人名」です。
初期設定ではアカウント登録名が表示されるので、そのままで公開すると、本名が公開されてしまいます。
本名を公開したくない場合は、ここで変更しましょう。
パソコンサイトの場合は、ここまでの手順で完了です。
問題はスマホサイトです。
パソコンサイトではリストの作成画面で「受取人名」が表示されるので分かりやすいのですが、スマホサイトでは表示されません。
ここで受取人名を変更できないので、リストの作成をいったん完了させてから後で変更する必要があります。
ここでは非公開の設定にして、「ほしい物リストを作成」をタップします。この後の変更する手順を説明します。
①「リストを表示」をタップ
②作成したリストをタップ
③右上の・・・をタップ
④リストの設定をタップ
⑤「公開/非公開の設定」と受取人名を変更する
⑥誕生日、内容、お届け先住所など任意に設定し、「変更を保存」をタップ
以上で完了です。
カスタマーレビューや出品者評価の公開名に注意
カスタマーレビューや出品者の評価を投稿すると、以下のように投稿主の公開名が表示されます。
この公開名は、アカウント登録名とは別に設定することができますが、初期設定ではアカウント登録名になっています。そのままだと本名が公開されてしまうので、公開名を変更しておきましょう。
手順を説明します。
①トップページの「アカウント&リスト」をクリック(スマホの場合は「アカウントサービス」)
②「お買い物設定」の「プロフィール」をクリック(スマホの場合は「パーソナライズされたコンテンツ」の「プロフィールの設定・変更」)
③「プロフィールの編集」をクリック
④「公開名」を本名以外に変更
⑤「保存する」をクリック
以上で公開名の変更完了です。これでレビューを投稿しても本名が公開されることはありません。
アカウント登録名より不正ログイン対策が重要
Amazonを利用するのにセキュリティが心配なら、アカウント登録名よりも重要なことがあります。不正ログイン対策です。
アカウント登録名が本名じゃなくても、不正ログインされたら意味はありません。
注文履歴を見れば本名も住所も分かります。知人に商品を送ったことがあれば、その知人の名前と住所も分かりますし、EメールタイプのAmazonギフト券を送ったことがあれば、相手のメールアドレスも分かります。アドレス帳を見れば電話番号も分かります。さらに、注文履歴や閲覧履歴から、趣味嗜好も知られてしまいます。
本名、住所、電話番号、メールアドレス、知人の情報、趣味嗜好・・・これだけの情報が盗まれたら、どんなことに悪用されるか分かりません。恐ろしいですね。クレジットカードを登録していれば、不正利用される恐れもあります。
不正ログインを防ぐには、以下のような対策が必要です。
- パスワードはアルファベットの大文字、小文字、数字、記号を含め、複雑で推測されにくい文字列にして、他のサイトで使い回さない
- 2段階認証を使用する
- Amazonからのメールだと思っても、メール内のリンクをクリックしない
セキュリティ対策については、Amazonのヘルプページにも説明があるので参考にしてくださいね。
Amazonアカウント登録は本名じゃなくても大丈夫って本当なの? まとめ
Amazonアカウント登録は本名じゃなくても本当に大丈夫なので、気になる人は安心して変更してくださいね。
ただし、買い物する時には本名が必要になります。完全に匿名で利用できるわけではないので、不正ログイン対策はしっかりしましょう。