Amazonギフト券を拾ったら、どうすればいいのでしょうか?
「ラッキー!自分で使っちゃおう」なんてつい考えてしまう人もいるかもしれませんね。でも、ダメです!
拾ったAmazonギフト券を自分で使ってしまうとどうなるのか、なぜ使ってはいけないのか、どうするべきなのか、詳しく説明します。
ギフト券番号が登録できない!拾ったAmazonギフト券が使えない理由
Amazonギフト券は、ギフト券番号を入力して自分のアカウントに登録すればAmazonの買い物に使えるようになりますが、登録できない場合もあります。
ギフト券番号を入力しても登録できない場合、以下のような理由が考えられます。
入力ミス
単純に数字やアルファベットの打ち間違いが考えられます。
Amazonギフト券のコードは英語と数字がランダムに組み合わされているので、場合によっては見間違えて入力してしまうという場合が考えられるのです。
有効期限切れ
Amazonギフト券には有効期限がありますので、期限切れのものは登録できません。
2017年4月14日からAmazonギフト券の有効期限は発行日から10年になりましたが、それより前に発行されたAmazonギフト券の有効期限はシートタイプが発行日から3年、その他のタイプが発行日から1年でした。
拾ったAmazonギフト券が、2017年4月14日より前に発行された有効期限1年の古いものだったとしたら、すでに期限切れです。
他のアカウントに登録済
一度登録したギフト券番号は、どのアカウントにももう一度登録することはできません。
拾ったAmazonギフト券が登録できない場合、落とし主か他の誰かがすでに登録済だったのかもしれません。
特に、コインで削らないと番号が見えないようになっているカードタイプのギフト券で、すでに削られて番号が見えていた場合はその可能性が高いでしょう。登録が済んで必要なくなったカードをポイ捨てしてしまったのかもしれません。
万引きされたものだった
コンビニなどの店舗で販売されているAmazonギフト券には、万引き防止のためにPOSAというシステムが導入されています。
レジで支払いをしてバーコードを通してもらってから、初めてカードが有効化されるというシステムです。
つまり、万引きされたものはレジでバーコードを通していないので使える状態になっていないのです。
ギフト券番号の部分が削られていない、未登録と思われるAmazonギフト券を拾ったとしても、使えるとは限らないのです。
Amazonギフト券がロックされた!登録できたのに使えなくなる理由
拾ったAmazonギフト券がアカウントに登録できない場合もあることはお分かりいただけたと思います。では、登録さえできれば問題なく使えるのかというと、そうではありません。
不正に入手した疑いがあるとAmazonに判断されたギフト券は、ロックされることがあるのです。
そのうえ、アカウント自体が凍結されてしまうこともあります。拾ったギフト券だけでなく、他のギフト券やAmazonポイントも全て無効になってしまう可能性まであるということです。
どのように入手されたか分からない、拾ったAmazonギフト券を登録することは、このようなリスクがあるのです。
なぜ拾ったAmazonギフト券を使ってはいけないのか、ごく当たり前の理由
そもそも、拾ったAmazonギフト券を自分で使ってしまっていいのでしょうか?
答えは、もちろんダメです!
理由は、お金やクレジットカードなどと同じだからです。もしお金やクレジットカードを拾ったとしても、勝手に自分のものにして使ってはいけませんよね。
Amazonギフト券は、Amazon内のほぼ全てのショップで使うことができます。家電、生活雑貨、食品、衣料品、書籍やDVD、パソコン用品など、数億種類の商品の購入に使える、現金と同等の価値があるものなのです。拾ったものを使ってはいけないのは当たり前です。
「少額ならバレないのでは?試しに登録してみてロックされなければ使っちゃおう」などとつい出来心で思ってしまうかもしれません。
確かに、バレない可能性はあります。少額なら落とし主も諦めてしまうかもしれませんし、裸のギフト券だけでは落とし主が自分のものだと証明するのは難しいかもしれません。
ですが、落とし主の気持ちを想像してみましょう。
「欲しい商品があってAmazonで買おうと思い、コンビニでギフト券を買ったのに、どこかでうっかり落としてしまった。心当たりのある場所を探しても見つからない。せっかく買ったのに…」
「友達から誕生日プレゼントでもらったAmazonギフト券、どこかに落としちゃったみたい。せっかくもらったのに…友達になんて言おう?」こんなふうに思っているかもしれないのです。
自分だったら、ショックですよね。悲しいですよね。もしかしたら、誰かに拾われて使われてしまったかもしれないと思うと、腹が立ちますよね。
良心に照らし合わせて、よく考えてみましょう。
それに、絶対にバレないという保証はありません。バレたら逮捕されてしまうかもしれませんよ。
拾ったAmazonギフト券をネコババしてしまうのは「遺失物横領罪」という立派な犯罪です。落とし物(遺失物)を自分のものとして使う(横領)という罪です。だから、使ってはいけないのです。
警察に届けるべき?Amazonギフト券を拾ったらするべきこと
拾ったAmazonギフト券を自分で使ってはいけないなら、やはり警察に届けるべき?
これは、拾った場所によって違います。道で拾った場合は、警察に届けましょう。
お店や病院、駅など施設内で拾った場合は、従業員さんにどうすればいいか聞きましょう。
おそらく、その場で預かってくれるか、落とし物を管理している場所があれば、そこに届けるように言われるでしょう。そして、施設の管理者から警察に届けられるはずです。
拾ったAmazonギフト券が警察に届けられたらどうなるの?
Amazonギフト券が落とし物として届けられたら、落とし主が見つかるまで警察で保管されます。では、その後どうなるのでしょうか?
落とし主が見つかったら?
拾って届けた人にはお礼として落とし物の金額の5~20%もらえる権利があります。施設内で拾って施設から届けられた場合は、拾った人と施設にそれぞれ半分ずつです。
例えば、拾ったAmazonギフト券の金額が10,000円だったとすると、直接警察に届けた場合は500円~2,000円、施設内で拾った場合は250円から1,000円もらえるということです。
金額は落とし主と直接話し合って決めることになります。
相手がどんな人か分からないから不安、面倒だと思うなら、辞退してもかまいません。
落とし主が見つからなかったら?
3か月経っても落とし主が見つからなければ、その落とし物は拾った人がもらうことができます。
「多額の現金を拾って警察に届けたら、落とし主が現れなくて拾った自分がそのお金をもらえた」なんて話を聞いたことがありませんか?これはそのためです。
もし3か月経って、警察から落とし主が見つからなかったと連絡があったら、2か月以内にもらいに行けば、その時に初めて拾ったAmazonギフト券はあなたのものになります。そうすれば、堂々と自分のアカウントに登録して使うことができますよ。ただし、使えるギフト券かどうかは、アカウントに登録してみないと分からないので、登録してみたけど使えなかったということもありえます。
こちらも辞退してもかまいません。
Amazonギフト券を使うにはどうすればいい?ギフト券番号の登録手順
Amazonギフト券を使うには、自分のアカウントにギフト券番号を登録する必要があります。その手順を説明します。(本当に拾ったAmazonギフト券を登録するのはやめてくださいね!)
・まず、Amazonのトップページから、①「ギフト券」、②「アカウントに登録」の順にクリックします。
・ログインを求められたら、パスワードを入力してログインします。
ギフト券を登録するページに移ったら、ギフト券に記載されているハイフンを除いた14桁か15桁のギフト券番号を入力して、「アカウントに登録する」をクリックします。
登録が完了すると、以下のような画面が表示されます。
あとはAmazon内のショップで商品を購入する時に自由に使えます。
まとめ
Amazonギフト券は、Amazonで使えるお金と同じようなものです。
拾ったからといって「ラッキー!使っちゃおう」なんて考えてはいけません。
もし使ってしまったら、相応のリスクもあります。
何よりも落とし主の気持ちを考えて、拾ったら正直にきちんと届けましょう。