iTunesカードは便利ですが、有効期限はあるのでしょうか。
あるいはその他、使用するにあたって注意することはあるのでしょうか。
iTunesカードを使う際にありがちな問題をご紹介しています。
あまり使ったことがない人でもこれを見ればスムーズにカードを使えるでしょう。
iTunesカードには有効期限がない
iTunesカードには有効期限がありません。
下のURLのAppleの公式サイトにも記載があります。
ページ下部の注意書きのところに、細かい字で確かに「ギフトカードに有効期限はありません。」との記載があることが確認できます。
しかし、インターネット上には「有効期限がある」「有効期限は2年だ」「いや半年だ」といった情報がちらほら見られます。
これらの情報は誤りなので惑わされないようにしましょう。
過去には有効期限があった
どうやら以前にはiTunesカードに有効期限が指定されていたようです。
Appleの公式サイトにある「Appleメディアサービス利用規約」に過去に記載があったという情報が確認できます。
そこには、iTunes Storeアカウントの残高は、そのアカウントにチャージされた日、あるいはアカウントを使用した最後の日から2年が経過すると無効になる、という旨の記述があったようです。
インターネット上に有効期限があるという誤った情報があるのも、これが原因ではないでしょうか。
現在では、iTunesカードに有効期限はありませんので、期限を気にすることなく楽しむことができます。
コンテンツコードには有効期限がある
一方で、コンテンツコードの場合は裏面に有効期限が印字されています。
通常のiTunesカードには有効期限がありませんが、販売促進用に配布されるコンテンツコードには期限があるので注意してください。
iTunesカードのその他の注意点
iTunesカードには有効期限がないことはわかりました。
それでは他にiTunesカードを使用する際に注意する点はあるのでしょうか。
主な注意点は次の通りです。
・iTunesカードは国外では使えない
・ラベルを削る時は注意する
・iTunesカードが反映されないときがある
・iTunesカードは詐欺に利用されることがある
・次世代OSではiTunesがなくなる
以下で詳しくご紹介します。
iTunesカードは国外では使えない
iTunesカードは実は国ごとに使える種類が決まっています。
ある国で購入したiTunesカードはその国のAppleのサービスでしか使うことができません。
その理由についてですが、iTunesカードの裏にはコードが記載されています。
このコードは販売されているそれぞれの国で登録できるものが決まっているのです。
しかし、日本にいながら海外で購入したiTunesカードを使う方法、それと海外にいながら日本のiTunesカードを使う方法もあるのでご紹介します。
日本にいながら海外で購入したiTunesカードを使う方法
海外で購入したiTunesカードは日本のiTunes Storeで使うことはできません。
ただ、逆に言えば日本にいても海外のiTunes Storeにアクセスすれば使うことができるのです。
海外のサービスにアクセスするには、iTunes Storeでの設定で国を切り替える必要と、その国でApple IDを新規で作成する必要があります。
iTunes Storeで国を切り替える方法
iTunes Storeの設定で国を切り替える方法をご紹介します。
・iTunes Storeにアクセスします。
・スクロール後、一番下にある「国または地域」をタップします。
・利用したい国のアイコンをタップします。
・右の項目にある「Redeem」をタップします。
・iTunesカードのコードをアカウントに登録します。
・次にサインインを求められますが、すでにApple IDを持っているのなら、それを入力して、持っていないのなら「Create Apple ID」をタップし、アカウントの新規作成に移ります。
・サインインが完了後、コードを入力して「Redeem」をタップします。
以上の方法で海外のiTunes Storeで利用することができます。
海外にいながら日本のiTunesカードを使う方法
次に海外にいながら日本のiTunesカードを使う方法についてです。
海外にいるときに通常の店舗でiTunesカードを購入してはいけません。
海外に行っても日本で登録したApple IDを持っているのなら、自動的に日本のiTunes Storeにアクセスしてしまうためです。
海外にいても日本のiTunesカードを購入する必要があります。
そんなときに役立つのが、各携帯会社のオンラインショップです。
ここでは日本用のiTunesカードのみが販売されているので、安心して利用することができます。
また、海外のiTunesカードにも有効期限はありません。
ラベルを削る時は注意する
iTunesカードはその裏にコードが記載されています。
それが盗み見られないようにコードの上にシールが貼ってあり、これをコインなどで削る仕様になっています。
ただ、強く削りすぎてしまうと、シールだけでなくコードまで削り取られてしまって、コードが見えなくなってしまうことがあります。
誤ってコードまで削ってしまったら問い合わせが必要になります。
Appleサポートのコールセンターは以下の番号です。
平日は9時から21時まで、土日祝日は9時から18時までつながります。
下記のURLでも確認することができます。
https://www.apple.com/jp/store/0120-993-993/
iTunesカードが反映されないときがある
iTunesカードを登録しても金額が反映されないときがあります。
そんなときは一度サインアウトして再度サインインしてみます。
大抵の場合はこれで金額が反映されるはずです。
再度サインインしても反映されない場合は、登録したのとは別のApple IDでサインインしていないか確認してみましょう。
iTunesカードはそれを登録したときのApple IDに紐付けられます。
よって、App Storeにとチャージしたときと同じApple IDでサインインしなければ、金額は反映されません。
これらの点を確認しても、金額が反映されなければ、Appleサポートに電話してみるといいでしょう。
フリーダイヤル：0120-993-993
カメラによる読み込みが可能なのは一部のコードだけ
また、一部のiTunesカードのコードはカメラを使って読み込むことができますが、それが可能なのはコードが黒枠で囲まれているものだけです。
枠で囲まれていないコードの場合はカメラで読み込んでも金額が反映されません。
キーボードで手打ちするようにしましょう。
手打ちの場合は誤入力に注意
カメラで読み込むことができないカードの場合、キーボードでコードを手打ちする必要があります。
その際は、一部の数字や文字はよく似ているので誤入力しないように気をつけましょう。
例えば
・Bと8
・DとO
・Eと3
・Gと6
・OとQ
・Oと0
・Sと5
・UとV
・Zと2
など、誤って入力してしまいそうな数字、文字が多数あります。
iTunesカードは詐欺に利用されることもある
残念ながら、iTunesカードは利用した詐欺が横行しています。
税金、光熱費、保険金、有料動画の利用料金などをiTunesカードで支払うように要求するケースが多いです。
詐欺にはパターンがある
内容は様々ですが、詐欺の形式には一定のパターンがあります。
その多くが、支払いの期日が差し迫っていて本日中に支払いの意思を見せなかったら法的措置を取るなどと迫ってくるものです。
気持ちが動揺し、冷静さを失わせたところでiTunesカードの購入を求められ、そのコードを教えるように指示されます。このような詐欺が頻発しているので、Appleの公式サイトでも詐欺への注意喚起をしているほどです。
iTunesカードはデジタルコンテンツの買い物にしか使えない
iTunesカードはiTunes StoreやApp StoreなどのAppleのサービスを購入するときにしか使えません。
決して税金や光熱費などの支払いには使えないので、これらの請求をiTunesカードで求められた場合は詐欺を疑いましょう。
iTunesカードの裏のコードは他人に教えない
iTunesカードの裏のコードを他人に教えたり、未使用のコードを見えるようにカードを放置したりしないようにしましょう。
iTunesカードはカード自体ではなく、そこに記載されているコードに価値があります。
コードを教えてしまうと、そのiTunesカードが使われてしまう恐れがあるので、扱いには注意しましょう。
次世代OSではiTunesがなくなる
次代のOSとなる「macOS Catalina」ではiTunesが搭載されなくなります。
これには「音楽が聴けなくなる」「iTunesカードが使えなくなる」と慌てた人も多いのではないでしょうか。
しかし、AppleはiTunesを搭載しないだけでダウンロード配信を停止するとは発表していません。
事実、3つのアプリにiTunesの機能が分散して盛り込まれる予定です。
その3つのアプリが「Apple Music」「ポッドキャスト」「Apple TV+」です。
このことからiTunesが搭載されなくなるとしても、今まで通りiTunesカードを使ってAppleのサービスを利用することは可能でしょう。
iTunesカードの有効期限まとめ
iTunesカードの有効期限とその他の注意点についてご紹介しました。
iTunesカードには有効期限がありません。
また、その他の注意点としてはiTunesカードが国外では使えないなど、いくつかありました。
iTunesカードは使える地域が決められています。
その国のサービスを利用する際はその国で購入したiTunesカードを利用するようにしましょう。
また、カードの裏のシールを剥がすときにも注意が必要です。
力を入れすぎてコードまで削ってしまわないようにしましょう。
iTunesカードはすぐに登録した金額が反映されないこともあります。その際は一度サインアウトしてから再度サインインするようにしましょう。
さらにiTunesカードは詐欺に利用されることがあります。iTunesカードはAppleのサービスにしか使うことができません。
税金や保険料などの名目でiTunesカードのコードを要求されたら、詐欺の可能性が高いので注意しましょう。
最後にAppleは次世代OSではiTunesを搭載しない予定であることを発表しました。
しかし、これはiTunesのサービスが終了してiTunesカードが使えなくなるということではありません。
他のアプリによってiTunesの機能が代替されるだけなので、安心してください。
これまで通り、iTunesカードでAppleのサービスを利用することは可能でしょう。
もし、iTunesカードを使用する際に不明な点があればAppleサポートのコールセンターに連絡するようにしましょう。
