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【気になる】海外でのAmazonギフト券買取事情って・・・?

Amazonギフト券

Amazonはご存知のとおり、
世界最大級のショッピングサイトです。
世界的ショッピングサイトであるAmazonは現在本拠地のアメリカ合衆国を含め
海外14カ国で運営されています。

日本では手っ取り早く現金を手に入れる方法として
Amazonギフト券の現金化がやたらと持てはやされていますが、
世界規模で運営されているAmazonのこと、
海外のAmazonギフト券も日本と同じように買取ができて
現金化も出来るのではと考えている人も多いのではないでしょうか?

今回は海外のAmazonギフト券での買取事情について考察しましょう。

海外のAmazonギフト券について

世界地図

現在Amazonは世界15カ国で運営されているのは冒頭で紹介しました。
具体的には本拠地のアメリカ合衆国、日本、中国、カナダ、メキシコ、
ブラジル、オーストラリア、インド、イギリス、フランス、ドイツ、
イタリア、スペイン、オランダ、トルコです。

これらの国々ではそれぞれAmazonギフトカードを扱っていますが、
グローバル企業のAmazonのこと、
世界共通、国境を越えてAmazonギフトカードを使えるのでしょうか?

答えはNoです。
Amazonギフト券はその土地でしか利用できず、
15カ国内で利用が出来ないルールとなっています。
つまり、日本のAmazonで購入したAmazonギフト券は日本国内でしか利用できません。
逆にアメリカのAmazonサイトで購入したAmazonギフト券を
日本のAmazonサイトでの利用はできません。
あくまでアメリカのAmazonサイトで利用することになります。

実際各国毎にAmazonギフト券の券面額はまちまちです。
日本のAmazonギフト券の券面額は1000円、2000円、3000円と続きますが、
アメリカなら、25ドル、50ドル、75ドル
フランスの場合は、20ユーロ、25ユーロ、30ユーロ
という具合ですね。

券面額、そして通貨が異なるため、その国でしか利用できないのです。

日本ではAmazonギフト券の買取が盛んだが・・

YesOrNo

日本の場合、要らなくなったAmazonギフトカードがあれば、
インターネットでAmazonギフト券を扱う買取業者へ申し込めば、即金で現金化してくれます。
しかもAmazonギフト券は買取レートが高いのですっかり市場として定着しています。
では海外のAmazonギフト券を日本の買取業者は扱ってくれるのでしょうか?

答えはNoです。

日本の買取業者は海外のAmazonギフト券は扱ってくれないとみていいでしょう。
以前はアメリカのAmazonギフト券も買い取っていた業者もあったようですが、
現在はまずみかけません。

扱わない理由はあくまで推測ですが、おそらく為替の影響があるのではないかと思われます。
いくら90%で買い取りますと謳っても、為替レートは常に変動するため、
常に一定の金額で現金化される保証はありません。
よって買取業者はなかなかそこまでは踏み切れないというのが現状でしょう。

それでは海外の買取業者に頼んでみるのはどうでしょうか?
日本ではできなくても、海外の買取業者に申し込んで現地通貨に換金してみるとか・・・

結論からすればあまりおすすめできません。

おそらく海外でもAmazonギフト券といった金券を買い取ってくれる業者はあるでしょう。
しかし正直いって怪しい業者もいっぱいあるようです。
そして実際試した人によれば日本の業者と比較しても買取レートが不安定だったとか・・・。

まず知っておきたいのは、日本では金券の買取業者は必ず古物許可の免許を持っています。
国からのお墨付きがありますから、一応安心して取引をすることができます。
しかし海外の業者にそんなお墨付きはありません。
しかもサイトは現地語です。おそらく高額の手数料もかかるでしょう。
そこまでリスクを負ってまでAmazonギフト券を現金化してみる価値はありますか?ということなのです。

そして一歩間違うとAmazonギフト券の現金化が犯罪に問われるケースも実際発生しています。
例えばAmazonギフトカードを購入したクレジットカードが実は盗難カードだったとか、
後になって不正入手が発覚したとか、
これらの件が多発するとさすがにAmazonも無視できなくなったということです。

なぜAmazonギフト券買取が問題になっているのか?

深刻な問題

これまで紹介した不正が頻発すると、グローバル企業のAmazonのこと、
コンプライアンス順守においてダメージを受けるのは必須です。
そこでAmazonは販売したAmazonギフト券の行方を既に監視しています。

まず海外におけるAmazonギフト券買取で
最も問題視されているのがマネーロンダリング、いわゆる資金洗浄です。
つまり不正に入手したクレジットカード情報を元にAmazonギフト券を購入、
そして買取サイトで現金化してしまうと、
不正に入手したお金のマネーロンダリングが成立してしまうということです。

マネーロンダリングは立派な犯罪で、組織犯罪の予防や撲滅に向けて、
世界の金融界において、マネーロンダリングの摘発に力を入れているのはもはや常識です。
よってAmazonギフト券がマネーロンダリングの対象になっていることを
知ったAmazonは信販会社と連携してAmazonギフト券の売買そのものを警戒するようになりました。

そしてやっかいなのがAmazonギフト券買取を利用する人達というのは、
殆どがクレジットカード現金化が目的であるということです。

ちなみにクレジットカード現金化という行為は、法解釈によって色々な意見はありますが、
一応『グレー行為ではあるが違法ではない』というのが大方の見解です。
しかし信販会社の立場からすれば、
迷惑な話で、全ての信販会社において利用規約では禁止を謳っています。
よってAmazonギフト券の買取を放っておけば、
それはクレジットカード現金化を助長していることにつながりかねないのです。

しかしAmazon側からすれば悩ましい話で、使い道がどうであれ、
Amazonギフト券がAmazonの売上に貢献していたのは事実です。
そして現在も売上を伸ばしています。
それでもAmazonが規制に乗り出そうとしているのは他に理由があるからです。

それは犯罪での入手以外に、
詐欺によって入手したAmazonギフト券が不正に利用されていたことが判明したからです。

具体的には、アダルトサイトの架空請求の支払手段として
Amazonギフト券が使われていたのが明るみになったからです。

どういうことかというと、ネットの世界では、
あるアダルトサイトにアクセスすると、画面が切り替わって10万円前後の金額が請求される、
ワンクリック詐欺が今でも問題になっています。

以前なら被害者はサイトに指定された口座に振り込んでいましたが、
現在は銀行において簡単に口座を凍結できてしまいます。

そこで詐欺師が考えたのが、被害者にAmazonギフト券をクレジットカードで買わせて、
コード番号を送らせるという手口でした。
これなら10万円の請求で、買取業者には90%で買い取ってもらえる、
しかも審査なしで即日入金と、詐欺師からすればいいことづくしなのですね。

さすがにAmazonもこれには堪えたようです。
騙し取られた人から苦情は入るわ、
警察から問い合わせが入るわ、マスコミに取り上げられるわ、
そしてこれに気づいた消費者庁から問題視される等、
単なるギフト券が企業イメージダウンにつながってしまったのです。

Amazon側からすれば全く非はありませんですし、何のいわれもありません。
しかし自社が詐欺師や泥棒に片棒をかついでいるという風潮が広まると、
企業のイメージダウンにつながるのはいうまでもないでしょう。

そこでAmazonは既に対策を講じています。
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1)信販会社との連携強化

鎖

まずAmazonは不正による現金化防止に向けて信販会社との連携強化に取り組んでいます。
Amazonギフト券を購入する際、殆どの決済手段がクレジットカードであることから、
必ず金券購入という情報を信販会社に流して情報共有をしています。
信販会社側も、クレジット現金化に向けて何らかの対策はたてているものの
何を買ったかの情報までは把握できないので、Amazonが協力に乗ったということなのです。

つまりAmazonはAmazonギフト券の悪用を防ぎたいですし、
信販会社もクレジット現金化を止めたい、
お互いの利害が一致しての連携強化となったのです。

2)Amazonギフト券購入制限

制限の方法として、注文を受けて、あえてAmazonギフト券発行に時間をかけるやり方です。
急いで現金化を希望している人にとっては大問題で、
特に新しいクレジットカードで購入しようとすると、その傾向が強くなるようです。

3)ギフト券自体の凍結

凍結した水道

Amazonギフト券購入の証拠としてコード番号があります。
もし警察から要請があれば、これはコンプライアンスの問題ですので、
Amazonは紹介にためらいなく応じます。
そして不正な手段で購入したことが判れば、すぐ凍結することができるということです。

4)ユーザーアカウントの利用停止

おそらく最も大きなペナルティがユーザーアカウントの利用停止でしょう。
しかし冗談ではなく、実際にAmazonギフト券を扱う企業が
数千万単位のAmazonギフト券の売上残高が没収されたというような事案も報告されています。

Amazonギフト券買取の未来は?

未来

現時点におけるAmazonの対策を紹介しましたが、
Amazonギフト券の買取においては海外で同様の問題が頻発していることもあり、
規制はむしろ厳しくなると思われます。

例えば、クレジットカードで購入できるAmazonギフト券の金額を縮小する、
そして最悪のケースはクレジットカードでAmazonギフト券自体が買えなくなる結果になるかもしれません。

ただ、元々Amazonギフト券買取の目的がクレジットカード現金化ですから、
ここはむしろクレジット現金化の業者に依頼してみるのもありではないでしょうか?
Amazon側がAmazonギフト券買取に関して規制を強めてくることが予想される以上、
手段にこだわるのはあまり賢明ではないと考えます。

どうしてもお金が必要になり、解決策としてクレジット現金化を選んだ場合は、
Amazonギフト券買取業者ではなく、クレジットカード現金化の業者に依頼してみましょう。
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