近年、詐欺の被害者はAmazonギフト券で騙されています。
詐欺と言っても色々なものがありますが、Amazonギフト券をよく使われる事があるのが「架空請求」です。
架空請求でAmazonギフト券での支払いを要求する詐欺が急増しています。
何故ならAmazonギフト券はコードだけのやり取りになるので、口座などに履歴が残る事なく請求できるためです。
今回はAmazonギフト券での架空請求詐欺について、手口や対処法を解説していきます。
要注意！架空請求詐欺でAmazonギフト券を使用！
コンビニで手軽に購入することが出来るAmazonギフト券ですが、架空請求詐欺に使われているというケースが報告されています。
紹介する詐欺の手口をよく読んで、架空請求詐欺に騙されないよう気をつけましょう。
コンビニでAmazonギフト券を購入して、といった怪しい手口にご注意ください。
若者も対象！Amazonギフト券架空詐欺の実態
アダルトサイトの架空請求では、現金の送付ではなくAmazonギフト券を送らせる手口が増えているのです。
被害者の現金がなくても、Amazonギフト券は気軽にコンビニで購入が出来ることが、詐欺師にとって都合が良い事から、多く使われます。
手口はアダルトサイトの登録料として、Amazonギフト券を購入させてメールやFAXなどでギフトコードを送らせるという方法です。
そして犯人に送ったAmazonギフト券は現金化されてしまうのです。
電話などで子供を装いお金を騙し取る「オレオレ詐欺」やダイレクトメールなどで融資を誘い騙す「融資保証詐欺」などは高齢者を対象に詐欺が行われてきました。
しかし、コンビニで簡単に購入出来るAmazonギフト券を使用する架空請求詐欺は若い人も詐欺の対象なのです。
Amazonギフト券を使用した架空請求詐欺の手口
実際の詐欺の手口ですが、突然携帯電話にメッセージが入ります。
内容は
- アダルトサイトの登録料金未納
- サイトの退会手続き未処理
- 料金未納のため訴訟の手続きを行う
- 差し押さえを考えている
- 延滞料金がかかる
などといった内容までが一方的に送られてきます。
そのメッセージに書かれている相談窓口に電話をすると金額を請求してくるのです。
以前は未納分を現金として払う手口が一般的でしたが、近年はコンビニでAmazonギフト券を購入し、Amazonギフト券のギフト番号をメールやFAXなどで送るように指示してきます。
その際に名前やサイトに表示されている登録番号などを聞いてきますが、そんな事は架空請求業者からしてはどうでもよく、コードを手に入れようと脅しにかかってきます。
「使っている携帯はiPhoneですよね？」など、個人情報を知っているかのように振る舞い対象者を揺さぶるような発言をしてきますので注意してください。
何故使っている機種が分かるのかというと、サイトへのアクセス情報や登録番号から分かります。
そのような事で脅されることにより、若者からお年寄りまで幅広く詐欺に騙されてしまいます。
そして、購入したAmazonギフト券を犯人に送ってしまうと詐欺が完結してしまうのです。
架空請求詐欺で使われたAmazonギフト券の行方
銀行でお金の振り込みをさせる詐欺がやりにくくなったことを懸念して、詐欺ではAmazonギフト券を使用するようになりました。
架空請求詐欺によって使用されたAmazonギフト券を、詐欺グループは現金化しています。
犯人はAmazonギフト券の買取を、ネット上で行っている買取業者で現金化をしているようです。
なぜなら、街中の金券ショップは「身分証明書の提示」が必須だからです。
詐欺グループの犯人は、リスクを避けるためには身分証明書などの提示がない買取業者に買取を行ってもらい、身分を隠して現金化をしているのです。または、誰かにお金を払い身分証を借りている可能性もあります。
或いは、自分たちが運営している通販サイトや転売サイトに使われたり、そのようなサイトを運営している人達に売りさばいている事が多いです。
まだまだ発見！Amazonギフト券を使用した架空請求の手口
架空請求詐欺を行う際に詐欺グループはAmazonギフト券を使用させることを紹介しました。
Amazonギフト券を使用した詐欺はまだまだたくさんあります。
コンビニで購入したAmazonギフト券が詐欺の手口として使用されていないか確認をしましょう。
買取業者を偽って…
コンビニなどで購入したAmazonギフト券を、買取業者に買取を行ってもらう場合も詐欺の場合があります。
買取業者を名乗り、Amazonギフト券の番号を聞き出したにも関わらず現金を支払わないという手口です。
Amazonギフト券は本当に買取を行ってくれる業者もあります。
しかし、中には現金の支払いを行わない業者や、還元率がかなり低い業者もあります。
Amazonギフト券の買取を行ってもらう際に見極めが必要です。
下記の記事にてAmazonギフト券買取詐欺業者をまとめているので、是非参考にしてみてください。
アポイントメント商法ではAmazonギフト券を使用
景品や商品が当選したと欺き、引き渡す際に現金を要求する詐欺をアポイントメント商法と言います。
支払わせる際に現金ではなくAmazonギフト券をコンビニで購入させてギフト券番号を伝えさせる手口もあります。
任天堂switchなど人気で商品の在庫が少なくなり、誰でも欲しい商品などが詐欺の対象となります。
欲しかった商品を貰えるということは嬉しいことですが、詐欺であり悪用されているので注意が必要です。
架空請求で騙し取られたAmazonギフト券は使用可能？
詐欺で使用したAmazonギフト券ですが、被害に合った後に使用することは出来るのでしょうか。
せっかく購入したAmazonギフト券なので、戻ってきてほしいものですよね。
Amazonギフト券を使用した詐欺被害の実態を紹介します。
アカウント登録されたら使用不可
被害者が購入したAmazonギフト券のアカウント登録をされた場合は泣き寝入りをするしかありません。
Amazonギフト券のロックをすることで一時的に使用を出来なくする方法もあります。
ただ、アカウント登録をされた後にロックを行っても犯人は使用することが出来るのでチャージされた後は取り戻す術がありません。
もし架空請求の被害に遭った場合は、Amazonギフト券の詐欺被害に遭った時の対処法を参考にしてください。
Amazonギフト券の架空請求に合わないための対策は？
コンビニで購入したAmazonギフト券は、詐欺グループに渡ってしまった場合、取り戻すことは出来ません。
そのため、詐欺に合わないように対策を立てることが必要です。
詐欺に合わないように、未然に防ぎましょう。
Amazonギフト券番号は教えない！
購入したAmazonギフト券のギフト番号は基本的に第三者に教えないようにしましょう。
Amazonギフト券の番号を教えなければ安易に悪用はされません。
Amazonギフト券のギフト券番号を請求してくるのは、全て詐欺だと思いましょう。
不正利用を防ぐためにもAmazonギフト券の番号は教えないようにしましょう。
架空請求には焦らず冷静に
詐欺が実行されている間はどうしても冷静さを失うものです。
特に、「今日までにAmazonギフト券をコンビニで購入して下さい」
などと焦らされた場合、衝動的に購入をしてしまいAmazonギフト券の番号を教えてしまいがちです。
また「違約金」「訴訟」「法的手段」などの言葉で囃し立てられると冷静ではなくなってしまう方が多いのです。犯人は被害者の焦りや不安などにつけ込んできます。
冷静な判断が出来なくなった被害者に畳み掛けるように話してくるので、視野を広げて衝動的にAmazonギフト券などの購入はしないようにしましょう。
冷静な判断が出来ない場合は、他の人に相談してみるのもベストな対応です。
架空請求の手段はAmazonギフト券！冷静な判断を
サイトの登録料や退会料・延滞料金として現金ではなくAmazonギフト券を購入し、ギフト券番号を送るように指示をされることが詐欺の手口としてあります。
身に覚えのない内容には冷静な判断をしましょう。
また、Amazonギフト券の買取でも詐欺はあります。
買取を行ってもらえる業者にも見極めを行いましょうね。
Amazonギフト券は一度犯人の手に渡ってしまうと取り返すことが出来ません。
重要なのは被害に合わないことです。
冷静な判断が出来ない場合は一度その場を離れて警察や身近な人に相談をしましょう。
焦りは禁物です。
